美咲町議会 > 2011-03-09 >
03月09日-02号

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  1. 美咲町議会 2011-03-09
    03月09日-02号


    取得元: 美咲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-06
    平成23年第 2回( 3月)定例会第 2 日 (平成23年3月9日)(1)会議の開閉時刻    開   議  午前 9時30分    解   散  午後 5時05分(2)出席・欠席・遅参または中途退場した議員の番号・氏名議員番号氏   名出欠別議員番号氏   名出欠別1金谷高子出席小島洋征出席2松田英二〃10草苅良明〃3江原耕司〃11松島 啓〃4林田 実〃12日神山定茂〃5岩野正則〃13岡田 壽〃6染山朝子〃14下山和由〃7角南憲一〃15貝阿彌幸善〃8山本宏治〃16三船勝之〃(3)地方自治法第121条の規定により出席した者の氏名職  名氏   名職  名氏   名町長定本一友上下水道環境課長赤堀達男副町長形井 圓産業観光課長矢木史朗総務課長杉山肇志建設課長池本圭三郎企画財政課長難波寛治郎会計課長高田美智子情報交通課長遠藤 透旭総合支所長池上康夫税務課長鳥越道正柵原総合支所長中西 学住民課長桑元芳郎 教育長泉 和男健康増進課長村島眞由美教育総務課桑英昭保健福祉課長福田芳幸生涯学習課長筈尾芳郎(4)職務の為出席した職員の職・氏名    事務局長  木 谷 正 弘    書  記  田 村 和 子(5)日   程日 程議案番号件         名1  一般質問          平成23年第2回美咲町議会定例会             平成23年3月9日             午前9時30分 ○議長(三船勝之君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は16人です。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。(午前9時30分) なお、執行部の説明員の鳥越税務課長よりやむを得ない用務ということでございますが、申告時期でございまして、申告が混雑しとると、そちらのほうへ出向くということでございます。 なお、申告状況はといたしましたら、還付が大変多いということでございまして、税収も落ち込む方向だというふうに感じたところでございます。 そういうことで、通告がありましたので、ご報告申し上げます。 本日の日程を報告します。 第1に、一般質問。 以上のとおり定めますので、ご了承願います。 日程に基づき議事を進めます。 日程第1、一般質問。 これから一般質問を行います。 質問の通告がありますので、通告順に発言を許します。 なお、この際、申し上げておきます。 会議規則第54条及び第55条の規定を厳守願うとともに、第56条により質問時間が50分と決定されていますので、ご承知願います。 それでは、ただいまから一般質問を行います。 10番草苅議員。 ◆10番(草苅良明君) おはようございます。10番草苅でございます。 1番ということで、少々上がっておりますが、きょうは4件の質問をしております。簡潔に進めてまいりたいと思いますので、よろしく取り計らいのほどを。 じゃ、議長、入ります。 私は、4件のうちのまず1番に、育児アドバイスの強化ということで出しておりますが、まずしょっぱな、平成23年度予算には大変苦労していると思っております。収支は、決まっているので、支出を削減するか、事業を廃止しない限り、新しいことは取り組めない。既に目的を達成しているもの、今後必要とするもの、これからの時代が要求するものをさび分けしていると考えていると、そういった中での質問でございます。 今、全国的に必要になっている赤ちゃんの発育状況の監視とその母親の育児指導が急務と考える。そのときに育児指導があれば、母親は安心してパニック的にならずに育児ができる。この世に誕生して言葉を話せない幼児に戸惑いのある母親へ、安心・安全な育児アドバイスの強化体制はできないかということで質問させていただいております。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 草苅議員のご質問でございます。 町財政についてでございますけれども、まさにそのとおりでございます。先ほど議長のお話の中にございましたように、税収も伸び悩んでおりまして、23年度予算におきましては、去年より減額の税収ということを含んでおるところでございます。一番のウエートを占めております交付税につきましても、なかなか伸びがないというようなことでございまして、まさにこれは将来必要か、そしてこれはもう必要でないかという予算につきまして、事業につきまして、見定めていかなければならないときがもう来ておるんではないかなあと、このように思います。 そういう中におきまして、先ほど新聞に出ましたように、片上鉄道の沿線バスから、協議会から脱退をしたということでございまして、その分につきましても、代替案につきましては、支所間バスがございますので、それを周匝あたりまで延ばしていったら、今の状態と足の便については変わらないんではないかなあと、このように思っておりますし、少し知恵を働かせながらやらせてもらいたいなあと、このように思います。 また、総務委員長報告の中にもございましたように、23年度から集会所につきましても、ちょっと見直しをさせていただきまして、23年、1年かけまして集会所の見直しをさせていただきたいと、このように思っておるところでございます。 また、育児でございます。大変貴重なご意見でございますし、やはり大事なことであると、私も思っておるところでございます。そういうことで、母親が育児をしやすいように、相談も持ちかけやすいように、各支所には2名ずつそういう相談ができる人員配置をもしておるところでございますし、保健センターの中にありましては、包括支援センターを設けまして、そこで皆様方の住民の方々がご相談しやすい形を設けておるところでございますし、また子育てにつきまして、戸惑いがあります、母親には、やっぱり安全・安心に子供を育てていけますように指導をしておるところでございまして、これからも育児アドバイスにつきましては、体制を強化いたしましてやっていきたいと、このように思っております。 また、詳細につきましては、担当課長のほうからこれからご答弁申し上げますので、お聞き取りのほどお願いいたします。 ○議長(三船勝之君) 村島健康増進課長。 ◎健康増進課長村島眞由美君) 草苅議員のご質問にお答えしたいと思います。 お母さん自身、出産後の疲労に加えて新たな育児などにより心身ともに大変負担が大っきい時期でもありますし、不安定な時期でもあると思います。本町では、すべての新生児を対象に保健師が乳児の家庭訪問を実施しております。産後1カ月は里帰り分娩などでこちらにいらっしゃらない方もおられるので、2カ月までに家庭訪問するようにしておりまして、平成21年度は未熟児10人に対して訪問が8人、あるいは乳児では88人に対して訪問が82人となってます。訪問できなかったケースについては、未熟児については入院が長引いて2カ月を超えたケースとか、あるいは3カ月ぐらいまで里帰りをして、もう訪問というよりも次の乳児健診でお会いするというようなケースということで、全数について状況把握だけはできております。 そのほかに、保健センターのほうでは、集団の乳児健診が乳児期に2回受けれますし、離乳食教室妊婦育児相談等を企画しておりますので、積極的にそういうものを利用していただけたらと思います。 先ほど町長の話にもありましたけども、昨年4月から支所に保健師を配置していただいておりますので、支所の保健師が直接的な乳児訪問とか育児相談には当たるようにしておりますので、今後とも子供が健やかに成長できるように努力していきたいと思います。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 再質問ありますか。 草苅議員。 ◆10番(草苅良明君) 前向きな形で非常にうれしい状況だと思っておりますが、里帰りのためにということの言葉がありましたが、逆に美咲町に里帰りしている親があるわけです。その親御さんに尋ねたところ、美咲町は非常に行き届いとると、そういう言葉を聞きました。美咲町へ住もうかしらんという、そういう話も飛び出すぐらいに感激している、その里帰りの親の話を直接聞いたわけでございますが、非常に不安であると、そしてその人の話を聞いたところ、どういうんか、物すごう安心したと、柵原のほうはかなり行き届いた指導ができょうるなあというふうな言葉もいただいたわけですが、この質問を出してからそれなりに町内を子供さんを持っておられる人をちょこちょこ歩いてみたんですけど、非常に感激しておられる状況があったんですけども、これを揺るがすことなく進めていただきたいなあという思いでございます。 それと、今、非常にニュースで問題になっておりますけども、ワクチンの問題です。こういうことについても、その子供を持つ親にしてみたら、非常に心配であろうという思いもしております。そういうことと。 それから、高齢者の交通事故も非常に多いんで、これについてもいい指導が行き渡るように、高齢者にばっかしでなしに、全体の者が注意せんといけんという。本当に年寄りの人は、黒っぽいものを着るんです。もう横へ通り過ぎてから、ありゃっ人がおったんじゃなあというようなことがしょっちゅうあるわけで、そういったことについてもちょっと配慮を進めていったらいいんじゃないかなあということもあるわけですが。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 草苅議員の質問でございます。 保健センターの中に子供が歳に合った発育ができるような指導をする場を設けております。そういう場でも何人かの子供さんも来られておりますし、十分役に立っておるんではないかなあと、このように思っております。 また、お年寄りの方を交通事故から守る、それも大変最近お年寄りの方の交通事故が多いということで社会問題になっております。そういうことで、きのう所信表明の中で申し上げましたように、LEDのライトを65歳以上の方には全員お配りをさせていただきまして、夜間外出するときはそのLEDライトを体につけていただきまして、散歩なりしていただきたいと、このようなことで、23年度から始めていこうと、このように思っております。これは、加美署の警察官の方が1軒ずつ、お一人ずつ回っていただきまして、美咲町には5,500人の方がおられるそうでございますけれども、回っていただきまして、手渡しでお渡ししたいと、このようなことでございますので、もう押っつけ伝わっていくもんと、皆さん宅へお届けできるもんと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再々質問ですか。 草苅議員。 ◆10番(草苅良明君) LEDも体じゅうが光るわけじゃないんでしょうから、角度によったら見にくいんじゃないかという思いもありますんで、そのあたり明るい服装で若返ってもらえるような仕掛けをという思いもしたり。 それから、子供については、ちょっとデータもとってみたんですけども、非常に難しい、我々には状況もある中で、そういった指導も今後強く進めていっていただきたいということで、次に進みます。 ○議長(三船勝之君) はい。 次の質問行ってください。 ◆10番(草苅良明君) 次には、廃品回収の再認識をということで、各学校、PTA等で子供たちが廃品回収をやっている。少しの対価であるが、子供たちの備品購入の足しにしている。このような回収により、資源を大切に考え、自分自身のためになっている認識を町民全体に広める意味も含めて、子供たちに環境指導を含めて支援ができないか。周辺の市町村でも取り組みつつあるようなふうでございます。これについて、答弁をお願いします。 ○議長(三船勝之君) 赤堀上下水道環境課長。 ◎上下水道環境課長(赤堀達男君) 草苅議員の2つ目のお尋ねにお答えをいたします。 廃品回収に再認識をということなんですけれども、たしかちょうど1年前、昨年の3月の定例会だったと思いますけれども、他の議員の方から同様の質問がございまして、美咲町として十分に検討を今日まで重ねてまいりました。議員もご承知のように、集団回収に対します奨励金の制度といいますのは、この周りを調べてみますと、例えば津山市におきましては、昭和60年代のもう初めから既にしておりました。それから、奈義町では平成14年からやっておりますし、お隣の鏡野町におきましては、今年度、22年度から取り組んでおります。というようなことで、いろいろと参考にもさせてもいただきまして、美咲町といたしましては、美咲町資源ごみ集団回収推進団体奨励金交付要綱というものを定めまして、来年度、平成23年度から実施をしてまいりたいというふうに考えております。 内容につきましては、例えば、交付の対象団体でありますけれども、美咲町内に活動拠点及び構成員の住所または居所がある団体であることとか、それから地域社会に貢献できる性格を持っていることであるとか、営業を目的としない団体であることというような制限はございますけれども、例えば、子供会であるとか老人会であるとか婦人会であるとかといったような組織を想定をいたしております。 それからまた、資源ごみの回収の品目でございますけれども、新聞紙であるとか雑誌なんかであります紙類、それからアルミ缶とかスチール缶なんかの缶類を対象といたしております。 奨励金額につきましては、どちらも1キログラム当たり5円ということで定めさせていただいております。今定例会の平成23年度美咲町一般会計当初予算におきましても200万円を計上させていただいておりますので、何分ともよろしくお願いをいたしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 草苅議員、再質問。 ◆10番(草苅良明君) 200万円出ているというのは、予算書の中でちょっと見せていただいております。前向きな姿勢をどんどん取り組んでいただきたいと思います。 せんだって柵原の中学校の毎月出ておるんですけど、「たより」の中に、ある施設の視察をした際に、生徒の感想文の一部がこれに載っとりまして、それをちょっと、非常に感動したもんですから、これをこの次に持っていける分別を考えていくのが必要じゃないかなと思いましたので。 「人間の秘めたすごい力を感じた」、これは施設を視察しての生徒の文章でございます。「また、日本は資源が少ない。なのに、僕たちはその資源を大切にしていない。改めて資源の大切さを感じさせられました」と、そういう文面が入っておりました。これを見て、ちょうど私のこの質問の中で非常にマッチしとるなという思いをしました。この文面を見て、この次を考えていく。子供たちがそれぞれ感じ取るんじゃと。それを今度は行動に移させるような雰囲気づくりが必要なんじゃないかという思いもしましたので、再質問としての、はい。どちらでもよろしい。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。
    ◎町長(定本一友君) ただいま上下水道課長が申しましたように、ごみの収集に対しまして資源ごみとなるものにつきましては、奨励金を出していこうということでございまして、目的といたしましては、ごみの減量化とそしてまた資源を再利用するということが大きな目的が2つございます。と申しますんも、新クリーンセンターが、今、建設に向けていろいろ協議をしておるわけでございますけれども、それが始まりますと、また分別の方法が一様化されまして、今までの分別の方法がちょっと違ってくると思います。そういうことで、まだ細分化されてきますんで、資源ごみに対する考え方というものを皆様方に、そういうようにごみも資源で使えるんだということを考えていただくためにも、このような方法をとったわけでございます。 それからまた、今、柵原中学校が施設の視察に行ったということでございますけれども、実はそれは私が町村会で行かせていただきました。本当に私も感動したわけでございますけれども、水島に海底に穴を掘って、その中にLPガスを貯蔵するというような施設を今、つくっております。バスでその穴の中に入っていくんですけれども、それは物すごい大きなもので、岡山県が1年間使うLPガスの全体量を賄えるというような施設でございまして、私も教育長にそのことを申し上げておりましたら、教育長のほうから校長会のほうに伝わっていきまして、柵原中学校の生徒にぜひとも見せたいということで見ていただいたというような経過でございますけれども、皆様方も何かありましたら入らせてくれますんで、一度見ていただければと、このように思っております。岡山県でもこのようなすばらしい世界的な技術が生まれておるんだということが再確認できるんではないかなあと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再々質問ありますか。 ◆10番(草苅良明君) 次に行きます。 ○議長(三船勝之君) はい。 それじゃあ、次の質問行ってください。 ◆10番(草苅良明君) 今後の撮影誘致について質問をさせていただいとりますが、せんだって1月に、吉ケ原駅舎で松本清張の小説「砂の器」のテレビ収録があった。美咲町の近代遺産を全国に広めるよいチャンスであったと思えた。この日は、松田議員と高校生、私と、23号の議会事務広報の表紙の撮影をするために行かせていただきました。ちょうどそういったことの中で出くわしたわけでございますが、非常に寒い日にもかかわらず、吉ケ原地区の区長さんの指揮のもとに婦人部を初め地区の皆さんで心温まるもてなしをされ、スタッフの皆さんは非常に感動され、喜ばれた。美咲町の好感度アップになり、大変喜ばしいことであります。そして、今月1月27日に山陽新聞に、そして2月18日、NHKにおいて片上鉄道吉ケ原駅を報道された。そしてまた、2月19日には、岸田吟香についても報道されました。美咲町の観光スポットについて大きく出たわけでございます。吉ケ原駅とディーゼル車両に魅せられて、北は北海道から飛行機で来るなど、全国からマニアの人が来られる。「趣味には、何をも節約してでもやりたい」、このマニアの人の言葉に地元吉ケ原駅魂とマッチし、寝泊まりする民家を探し、時には弁当をつくってあげるなど、地区の好意的盛り上がりは非常に喜ばしい。町としても吉ケ原地区盛り上がりに感謝し、今後もこのような誘致でPRのことができないかということでございます。よろしく。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) まさにそのとおりでございまして、美咲町におきまして、吉ケ原におきまして、1月17日と1月22日に2日間ロケが行われたわけでございます。訪れた俳優といたしましては、玉木宏さんとか小林薫さんですか、佐々木蔵之介さん、森本レオさんなどでございまして、制作スタッフを含めまして延べ170人の方が来られたということでございます。それに対しまして、今、議員申されましたように、本当に吉ケ原の方々、妹尾区長初め本当におもてなしをしていただきまして、たまごかけごはんも出していただきましたし、また豚汁が大変おいしかったというようなことを感想を述べておられました。また、エキストラにつきましても、美咲町や津山などから11人の方が出演されたということでございます。また、終わりまして色紙のサインを送ってこられましたけども、まさにロケ地においてそういうことは今までかつてなかったということでございまして、大変感動されて帰られたということでございます。ドラマの放映は12と13でございますけれども、テレビ朝日の系列で9時からということでございます。しかし、これは吉ケ原の駅舎は使っていただいたんですけれども、吉ケ原の駅の名前は使ってないということでございまして、ドラマの最後にお世話になりましたということで、美咲町という名前が載るというようなことだそうでございます。 そういうことで、太秦の東映から来たわけでございますけれども、そしてまたテレビ朝日にも好感度がアップしたということでございまして、また何かあったら美辞麗句かもしれませんけれども、使わせていただきたいというようなことでございます。また、美咲町の近代遺産を全国に発信できたということでありまして、私は柵原町の歴代の町長さんに、そうした関係者の方に感謝申し上げるわけでございますけれども、やはり地道にやってきたことが今やっぱり花が開いておるんではないかなあと、このように感じておるところでございます。これを一過性のものとするんではなくって、やはりこれを今後も使っていただけねばならないと、このように思っておるところでございます。陰の力といたしまして、片上鉄道の保存会という会がございます。その方々がやはり地道に車両の保守点検、管理をしていただいておりまして、あの手のディーゼルが日本全国で走っておるというか、使えるような状態にあるのは、あそこだけということでございまして、本当に貴重な近代遺産であるというようなことでございまして、町としてみても大事にしていきたいと、このように思っております。 今後もこのような撮影誘致はできないかということでございまして、もちろんそういう要請があれば必ず我々もさせていただくということでございまして、行政といたしましても、先ほど申しましたように、片上鉄道の保存会の方と一緒にこれをサポートしながら守っていきたいと、かように思っておるところでございます。このような同じような質問が後にも出てきますんで、それぐらい私の答弁とさせていただきたいと、かように思っております。よろしくお願いします。 ◆10番(草苅良明君) はい、次に行きます。 ○議長(三船勝之君) それじゃあ、次へ行ってください。 ◆10番(草苅良明君) 美咲町のPRには強く進めていってもらいたいと思います。 次に、戸別所得補償制度の周知徹底について出させていただいております。この今、平成23年産米の格付の報告の書類と戸別所得補償制度の申告書の同封されたものが郵送されております。それを随時、今、提出していただいておる時期であろうかと思います。そういったことの中で、平成22年産米の戸別所得補償モデル事業について、交付金が12月28日に10アール当たり1万5,000円交付された。また、米価変動交付金、米が安うなったということで1万5,100円が3月2日に交付された。10アール当たり3万100円になり、美咲町の農家に2億円弱が入った。昨年6月にこの事業の書類提出をこの場で質問させていただき、JAと産業課とで戸別に電話連絡などして説明していったにもかかわらず、申請書提出農家は4割程度であったということでございますが、4割というのは重立った農家の人は出されたのではないかという思いをしておりますが。そういった中で、この平成23年作付細目書農業者戸別所得補償交付金交付申請書と、この提出について産業課、JAで頑張っていただいておるところでございますが、もっともっと周知徹底をお願いしたいと。農業委員会、区長会などについても説明して周知徹底の後に農家の方に損を与えぬようにということで質問させていただいております。 ○議長(三船勝之君) 矢木産業観光課長、手短に。 ◎産業観光課長(矢木史朗君) おはようございます。 ただいまの質問でありますが、昨年から米戸別所得補償モデル事業ということで始まっております。今年度からは、本格実施ということで、今、細目書のほうも旭、中央、柵原、それぞれ説明会のほうをさせてもらっております。22年度の分の米戸別補償モデル制度の加入状況についてですが、この内容につきましては、制度加入農家が4割程度であったということですが、これは全体の農家数3,418戸に対しまして加入戸数が1,327戸と。これで38.8%になるんですが、実際と米戸別所得補償制度の交付要件、これは1反未満は出ないと、自家消費ということなんですが。要件を満たしております対象農家の加入率につきましては、78.6%となっております。また、対象農家となる水稲作付面積全体、これは8万9,635アール、これに対する加入面積7万7,665アールとなります。ですから、面積の割合にしましたら86.6%というふうになっております。 それから、今後の加入促進につきましてですが、実際、米戸別所得補償制度につきましては、美咲町水田農業推進協議会のほうで全部の事務をしております。ですから、JAさん、それから町の職員、そういう形にはなるんですが、協議会の中で構成員の方々、各種団体から構成しておりますが、その中に美咲町議会、それから農業委員会、それから津山農業協同組合、それから土地改良区の役員さん、女性農業士、認定農業者、それから消費者代表、それから美咲町区長協議会の会長とかも入っております。ですから、この中で役員会、それから担当者会議の中で、どうしたらより多くの方に入っていただけるかということを協議しなから本年度は進めていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再質問ありますか。 草苅議員。 ◆10番(草苅良明君) いや、よろしい。 今、聞きましたら、私が申し上げた農業委員会、区長会以上にそれぞれの各組織で取り組んでいただくように説明していくということでございます。農家、町民が損をせんように、少しでも配慮していくのが我々の務めではないかと思いますので、ありがとうございますと、ありがとうございますと言うちゃあいけんのですね。 以上で終わります。 ○議長(三船勝之君) ご苦労さまでした。 以上で10番草苅議員の質問を終了します。 一般質問を継続します。 それでは、14番下山議員の質問に行きます。 14番下山議員。 ◆14番(下山和由君) おはようございます。14番下山でございます。3月定例会、通告に基づいて私の質問に入らせてもらいます。 まず、大きく4点ほど質問させてもらう予定でございますが、通告によってさせていただきます。 まず第1点ですが、新年度に向けての定本町政を問うということでございます。 町長に就任されて半ば過ぎようという昨今でもありますが、町長は町民との対話を重点に町政執行をしてきておられるところでもあります。住民は、さらに開かれた定本町政に期待しているところではないでしょうか。後半は、定本カラーを明確に出して、町民から信頼される町政に期待しているところでございます。 そこで、次の点について質問をさせていただきます。 大きく2つに分けておりますが、中に項目ごとにしておりますので、ご答弁は一括してお願いしたいと思います。 まず、農産業振興に向けて今後の対応策はということでございますが、イとして、担い手不足による農用地荒廃の問題の対策はということでございます。現在、中山間総合整備事業で、私らの集落も整備はやっておりますが、何分高齢化ということで担い手不足で農地の荒廃が目立っているところでもございます。こうしたことに対応して、行政として今後できるだけの対応をお願いしたいと。聞くところによりますと、シルバーセンターというのがあるようでもございますが、このシルバーセンターの運営の状況はどうなっておるんかと。 それから、先日、補正予算のところでもありましたが、補助金も100万円から200万円へということでございますが、その成果はいかがなものかということでございます。 そして、地権者がいわゆるセンターとの交渉はどういうふうにやっていくのか、窓口あるいは契約は、そして代金というような明確な提示ができておるのかどうかということでございます。 そしてまた、柵原地区、旭、中央とございますが、柵原地区に対してもやはり旧町ごとへのそういう整備計画の対応ができるようになっとるのかどうかということでございます。 そして、ロとして、特産物の販売強化と後継者の育成でございます。ここで申し上げるのは、特にはピオーネの生産拡大にも、昨年は出荷用の箱2万箱を無償提供されたということでございます。その成果はあったのかどうか、あるいは生産者の意見の集約はできておるのかどうかということと、あわせて本年も箱の提供をどうされるのかということでございます。 また、聞くところによりますと、町長のほうから米の消費拡大ということで、美咲米の消費ということで、米袋を提供しょうかという話も聞いとるところでございますが、この辺についても具体的な内容をお聞かせ願いたいと思うところでございます。 また、あえて申し上げますれば、今、町は幸福物語ということで、今、黄色に統一しとるということでございます。黄色のハンカチから黄色のれんがということでございます。私ども特に、私個人として申し上げたいのは、やはり黄色ということになると、黄ニラということになるわけでございます。 そこで、ひとつ黄ニラについても、今は大体年間1トン500を市場へ出しとるわけでございます。ことしからも3戸ほどの生産者が加入され、非常に部会としても脚光を浴びとるところでございます。すぐにとは申し上げませんが、ニラ部会としてもユニホームなどつくって美咲の黄ニラということも、今、農協ともいろいろと相談しとるところでございます。この辺は、またお考えになっていただきたいと、かようにも思うところでございます。 そして、2として、町の活性化と若者定住への対応策ということでございます。 それで、イとして、町の分譲販売促進とさらなる努力ということでございますが、うたのしも団地ですか、あそこは40区画はもう既に三十何戸売れとると。もう非常にあそこの時々香花温泉へ行くんですが、本当に行くたんびに新しい家が建つ、あるいはそういう段階になっとるということで、本当に活性化がみなぎっとるというところでもございますが。残念ながら、柵原地区においても大戸下団地と王子団地がございますが、かつてこのことも一般質問させてもらいましたが、今までもって余りさした効果はないんじゃないかとも思うところでもございます。大戸下団地が9画、王子団地が8区画が未販売ということでございます。空き地は、草も生えて若者向け分譲地としてのどうもイメージも薄れとるような箇所もあるところでございます。そして、余り長期にわたって販売が不可能なところはいかがなものでしょうか。中の団地の方から、若い者から、特に聞かれとるのは、1区画ぐらいはやはり遊園地として提供してもらいたい、遊具なども設置してもらいたいという声もあるんで、将来的にはそういう方向も考えて、やはり公用地をそういうことに提供すれば、やはり側から見ても、また新たな考え方で分譲促進にも役に立つんではなかろうかと、このように思うところでございます。 それから、地場産業の育成と商店の活性化でございます。 この件についても、たびたび言うんですが、やはり今、町内の建築業者の方から工事入札の参加について要望書も提出されとるということでございます。いわゆる地場産業、特に企業の方については、仕事がないと、こういう不景気なところでございます。目の前で大きな中央中学校ができ、大手がやっとると。しかし、地元の企業はもう指をくわえて待っとるというようなことにも成りかねるんような状態にもあるんじゃなかろうかと思います。 そこで、町内企業のためにも、行政としてできる範囲の適切な対応策はないものだろうかと。例えば、圃場整備とか、大きな土地の造成などは、これは地元業者でもできるんで、やはりそういうことにも目を向けて、できるだけ地元業者の育成ということについてするのも私は行政の責任ではなかろうかと、こういうようにも思うわけでございます。 また、商店の活性化でございますが、ボーナス時期には商品券を私ども購入しとるわけでございますが、果たしてこの商品券の効果が商店街の皆さん方にどれだけの成果が出とるんかなあということも聞かれるわけでございます。そして、やはり地産地消ということで、今、学校給食あたりも特に農家の方についてはとれたものを食べていただくということになっとるわけでございますが、例えば、いわゆる学用品、それから庁舎の中で使う備品ということについては、本当に特にこの亀甲商店街中心にそれぞれ業者といいますか、商店があるわけでございます。かつては役場の繁栄時代には、相当にお互いに共存共栄で頑張ってこられた企業が、今はとにかく見積もり見積もりということで、もう実際見放されとるんじゃないかというようなことも聞くわけでございます。先般も町内のある方が学校から出てこられて、「何しい来たんなら」と言うたら、「見積もりをしてくれえというてきたんじゃけど、恐らくいけまあなあ」というような、もう悲観したお声で回答されたということでございます。 例えば、大きなものは別としても、やはり学用品とか衣類とか、日用品というものについては、やはり地元企業の方で賄えるものは、私は賄っていただければいいんじゃないかと思います。例えば、衣類についても、学校の共同調理場の前かけなんかもあるわけでございますが、やはりそういうことについても大きな見積もり、鉛筆1本にしても5,000本単位で見積もりせえと言われたということも聞いとりますが、そうでなしに、やはりある程度価格のこともございましょうが、やはり旧町ごとにそうした商店があれば、やはり少しなりも備品の調達については地元業者を使っていただきたいと。 ここへ、今度は各小・中学校にエアコンという装備がされるわけでございます。金額も7,500万円の予算ということで、莫大なものでございますが、そうしたことについてもやはり行政として地元業者との対応をどういうふうに考えられとんかなあということも懸念されるわけでもございます。そういうことで、ひとつその辺の対応策もお聞かせ願いたいと。 それから人口減少への行政との対応策でございます。 この件につきましては、本当に年々人口が減少しとるのは、もうこの町の実態でもございます。現在、町の人口が小分けしますと、柵原で5,933人、中央で6,905人、旭で2,804人ということで、合計1万5,642人でございます。したがって、この各合併時から考えますと、柵原地区では566人、中央で93人、旭で276人、合わせて935人の者が人口減少というわけでございます。こうした人口減少に歯どめするためにも、町としていい対策はないものかということでございます。住みよい魅力ある美咲町づくりに、なお一層官民一体となって取り組む事業では、これも大事ではないかと、こういうように思っとるわけでございます。こうした人口歯どめについても町の対応を今後どのようにお考えになるか、あわせて一括してご答弁をお願いしたいと思っています。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 下山議員さんのご質問でございますけれども、順を追ってやらせていただきたいと、かように思っております。 対話重視の行政をしていけえということでございます。まさにそのとおりでございまして、私も就任して以来2年間、対話を重視した執行をしておるところでございます。できるだけ町民の方とお顔を合わすようという、接するようにということで、会合とか集会には極力出席をさせていただいておるところでございます。また、町民の方の要望につきましては、建設課、産業課が多いわけでございますけれども、それにつきましては担当者とともども現地を視察いたしまして、すぐにやるべきか、これは少し時間を待っていただけるべきことかというような選別をしながら、事業を執行しておるところでございます。 また、らしさを出しなさいということでございます。私も就任して2年目でございまして、1年目は前回の方の予算でやっておりました。そして、2年目、ことし、今年度ですけども、今年度も終わろうとしておりますけれども、今年度、たくさんの事業の計画を立てております。皆様方にご報告したとおりでございまして、この事業を計画を来年度、23年度に実行すべきそれぞれ予算に組み込ませていただいておるところでございまして、かなりに大きな事業が23年度にできていくもんと、このように思っておるところでございます。 そういうことで、人づくりと、また健康づくりと、そしてまた地域づくりということで、まちづくりを基本といたしまして、それぞれそれに予算を、骨組みをしておるところでございまして、23年度につきましては、議員さんの方々のご意見も取り入れながら事業をやっておるところでございます。 お尋ねの農業振興でございますけれども、ちょっと待ってください。お尋ねの農業振興に向けまして今後の対策はということでございまして、担い手不足による農用地荒廃の増大への対策ということでございますけれども、第1に、私も選挙公約の中で農業公社の充実ということをうたっております。そういうことで、農業公社ともお話をしながら今やっておるわけでございますけれども、今、農業公社を旧柵原地区だけに限定をしておったわけでございますけれども、というか、もう変更していただきまして、旭、そしてまた中央地区におきましても、そういうことで担い手がない方には、農業用地も農業公社が引き受けて中核農家の人にまたお願いをするような形をとっておるということでございます。後ほど、また一般質問もあるわけでございますけれども、26年度から中山間総合整備事業、それぞれの地域でもう既にこの事業は実施して終わっておるところでございますけれども、まだ取り残されておるところも多々あります。そういうところを拾い上げまして、その事業を取り入れていこうと、このように思っておるところでございます。 先ほど申されましたように、ピオーネの箱についてでございますけれども、この箱についても来年度と、再来年度もやっていこうと、このように思っております。 また、先ほど言われました米消費拡大を念頭に入れました米袋をどうするんならということでございますけれども、今年度の予算の中にそれも組み入れさせていただきまして、秋までにつくればいいわけでございますんで、袋を、3キロ袋と5キロ袋かなというように思っておりますけれども、その袋を製作いたしまして、農家の人に配らせていただこうと、それをもちまして美咲町を宣伝していただこうと、このように思っておるところでございます。 冒頭所信表明の中に申しましたように、要するに美咲町の今の現状としてどういう方向づけで活性化を図ったらいいかということでございますけれども、この大きなものをぽおんと打ち上げても、やはり補助金をもらったり起債をかけなくてはならないということでございますんで、それぞれの事業できめ細やかにやっていくことが、私は美咲町の活性化につながるし、美咲町を日本全国に発信できるんではないかなあと、このように思って、そういう予算の格付をしておるところでございます。 それから、後継者の育成ということでございまして、まさに後継者の育成、大事でございます。そういうことで、あと課長のほうから詳しいご説明は申し上げますけれども、ことし3名の方が、若者が農業を目指していこうということで新規就農者もおられるというようなことでございまして、徐々にピオーネを中心に広めていけたらいいがなあと、このように思っておるところでございます。 また、シルバー人材センターについてのお尋ねでございますけれども、ちょっと通告がなかったんで調べていませんけれども、私の頭の中にあることといたしましては、100万円補助しておったものを200万円にふやしたということでございまして、県下におきまして、事業量につきましてはそう多くないところでございまして、なかなか法人として組み立てていこうということがなかなか難しいということでございます。法人でやる場合には、いろんな規制があります。そういう規制もクリアしていかなければならないわけでございまして、なかなか難しいということでございまして、今、美咲町シルバー人材センターとしてやっていただいておるところでございます。仕事がなかなかないというようなことでございまして、シルバーの方に通学路の草刈りとか、通学路の整備とか、簡単な作業を今、町のほうからお願いをしておるところでございます。 また、黄ニラについての特産物としてはどうかということでございまして、もちろん黄ニラにつきましても、それから黄色なものということで、黄ニラにつきましても、またブドウにつきましても、アスパラガスにつきましても、町の推進作物としておりまして、美咲町の水田協議会より若干ではございますけれども、資金が配られておるということでございます。そういうことでございまして、確かに鉱道農業に対する世間の関心も大いに深まっておりまして、テレビ局とか視察が鉱道農業をまた視察にたくさん来ておられます。こういうことも美咲町を町外に発信するのはいい機会だというように思っておりますので、こういうことについてもこれからも十分強化して取り組んでいきたいと、かように思っておるところでございます。 以上でございます。 詳細につきまして、ちょっと課長のほうからご報告申し上げます。 ○議長(三船勝之君) 町長、今の、これはまた課長がやられるん。            (町長定本一友君「はい、課長から。あっ、2番目について」と呼ぶ) 2番。今の宅地の促進。            (町長定本一友君「これが終わって後にして……」と呼ぶ) そうですか、はいはい、はい、わかりました。            (町長定本一友君「担当課、税務課……」と呼ぶ) 矢木産業観光課長。 ◎産業観光課長(矢木史朗君) 済みません。下山議員さんの担い手不足による農地荒廃の増大の対策はという件とそれから特産品の販売強化と後継者の育成はについての質問にお答えをいたします。 担い手不足による農地荒廃の増大への対策はということですが、農地の荒廃は前々からずっといろいろなところで問題にもなってきております。それから、いろいろなところで質問もされてきておりますが、まず農地を守る対策としまして、現在、第3期目に入っておりますが、中山間地域等直接支払制度での取り組みがあります。3期対策めからは、10割単価の要件といたしまして、地域の中で動けなくなった、耕作することができなくなった農地のほうを地域が全体でサポートしていくという、こういう要件ができたら10割単価がもらえるというふうな取り組みになっております。ですから、2期対策までで8割単価でやられとったところが10割単価、全額もらえて取り組めれるということになっておりますので、地域の中での耕作放棄地が少なくなることについては、少しは歯どめになるんではないかなというふうに考えております。 それから、荒れている農地につきましては、これは国の制度でありますが、耕作放棄地の再生利用交付金制度というものもあります。これは、利用権設定をしてという形になりますが、農地の引受手が荒れた土地を再生することについて金額がそんなに多くはないんですが、その再生する費用について助成するという交付金制度がありますので、そちらのほうで利用を考えていただければというふうに思います。 それから、担い手不足につきましては、先ほど町長のほうからもありましたが、美咲町農業公社、ここが美咲町全体につきまして事業のほうを拡大しております。緊急雇用によりまして、農地利用集積円滑化団体となっております農業公社に対しまして事業のスムーズな取り組みができるような形にできるように1人の人材を確保してやられております。 それから、個人に対する新規就農者への制度ですが、これも県の農業研修事業、それから帰農者支援事業、これはピオーネとか、それから牛、その他ありますが、単県事業でありますが、津山県民局のほうとも連携しながらやっていっておる事業がありますので、そちらのほうで申し込みをしていただいて、農業に従事していただくというふうにしていただければと思います。 それから、実際に就農が将来にわたってやっていただけるということが確定しましたら、就農奨励金という部分もありますので、そういった制度もフルに活用していただいて、後継者の育成に役立てればと思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、下山議員さんの2番目の質問でございます。 町の活性化と若者定住への対策はということでございまして、イの町分譲地の販売促進へさらなる努力をしなさいということでございまして、現在、うたのしも団地につきましては40区画のうちの35近くが申し込みがあります。また、おばら団地につきましては、3区画残っておりますけれども、1区画を分割しまして、今、販売手続の最中でございます。また、かみ団地につきましては、1区画が残っておるところでございます。また、柵原の大戸下団地と王子団地につきましては、問い合わせがないということでございまして、これももう既に見切りをつけて公共用地か何かに使っていかなくてはいかんかなあというように、今、思っておるところでございます。 それから、分譲地以外の土地につきましても、町有地が点々とあるわけでございますけれども、その町有地につきまして問い合わせがございます。そういうことで、その町有地も売っていきたいということでございまして、先日、議員さんにお話ししたように、町有地についてもそういうことをやっていこうという要項を設けたところでございます。今後とも若者の定住促進に努めてやっていきたいと、かように思っておるところでございます。 また、先ほど申されました地場産業の育成という観点でございますけれども、とりあえず町内でできることは町内の業者にやってもらうようにしてくれということを、私も指名委員会の中には入っていませんけれども、全体といたしまして、町内の公共事業でできる人は町内でやっていただきたいと、そういうような組み合わせをやってくれえということを申しておるところでございます。 また、先ほど熱心に言われておりました物資の調達ですけれども、極力地元の商店さんに見積もりをお願いをしておるところでございます。それで、やっぱり何人か組み合わせが必要でございますんで、町内の商店さんに、1軒、2軒あるところについては、よその業者も入れまして見積もりをさせていただいておるところでございますけれども、1つやはり町のお金は公金でございます。そういうことで、やはり有利な方向づけを持ってその金を使っていかなければならないということがなっておりますので、やはり余りにも差がありますと、やはり町外の業者がやっぱり持っていくというようなことでございます。極力町内の商店さんで枠組みをつくりながら、そん中で入札をしていただくという方向にも持っていっておるところでございますので、まだまだできるところにつきましては、税金も町内の業者の方からいただくわけでございますんで、そういうように優遇をしていきたいと、このように思っておるところでございます。 また、商工会につきましても、1,200万円ほどの予算を今回計上しておるわけでございますけれども、中央地区の商工会の婦人部の方によりますたまごまつりですか、そういうことで自主的に我々の地域は我々で守り立てていくんだと、商店を守り立てていくんだというような方向づけをしていただきまして、活発にやっていただいております。そういうところにつきましては、町といたしましても補助金を出しながら活性化をしていただくようにしておるところでございます。 また、今定例会でお願いも申し上げておりますように、三休山につきましては、商工会の中に企業組合をつくっていただきまして、旭さくらの会という会をつくっていただきまして、そこで運営をしていただくと、そういうことに委託するということにさせていただこうと、このように思っております。商工会自体が営利を目的とする団体ではございませんので、ほかにそういう企業組合をつくって、そういう人が運営をしていくという形につくってもらいまして、公共が運営するよりはやはり手なれた商店の方が運営していただければ、また違った価値観でもって人を引きつけてくるんではないかなあと、このように思っておるところでございます。 それから、2番目のハ、人口減少への行政としての対応はということでございます。 要するに2050年には、日本の人口は7,000万から8,000万になるというように言われております。それから、12年から17年の国勢調査、12年から17年の人口の減少率、美咲町におきましても5.6%ほどでございまして、今回も17年から22年におきましても5.6%ほどの減少ということでございまして、平成12年ぐらいから、まだ合併はしてなかったころでございますけれども、やっぱり減少率は変わってないかなあというように思っておるところでございます。数字にいたしましても、1,000人弱ということで大きな数字ではございます。津山市につきましては4,000ちょっとと、減少率というようなことでございまして、近隣町村につきましてもふえておるか減少率が余り大きくないというところもございます。そういうところを参考にさせていただきたいなあと、このように思っておるところでございまして、自然で人口が減っていく、自然減については仕方がないわけでございますけれども、流出していく人口、これをいかに食いとめるかということだと、私は思います。転入者をふやすことも必要でございますけれども、やはり今おる人をいかに食いとめるか。要するに、ふやそうというんではなくして、今の人口を食いとめていくという、現状維持を図っていくということが、今、現段階におきましては、今の時代にそういうことが必要かなあというように思っております。こういう大きな政策をやって食いとめるんだというんではなくって、いろいろな施策の組み合わせによりまして、自分なりの、美咲町なりの身の丈に合った施策を組んで、人口を食いとめていくという方向しかないんかなというように思っております。 そういうことで、以上でございます。 ○議長(三船勝之君) ほんならエアコンの件を。 桑元教育総務課長。 ◎教育総務課長(桑元英昭君) 失礼いたします。 下山議員の地場企業の育成という中で、各学校へエアコンを設置すると、それでその発注の状況はどうなるんならというようなご質問だろうと解釈いたします。 手元のほうへ資料をちょっと持ち上がっておりませんので記憶の中でご答弁させていただきますけども、総事業の概要で半分が直接エアコンを設置するもの、残りの半分が受電設備ということで、キューピクルの改造、そういった内容が主な工事内容だったと思います。そうした中で、学校施設ですので、スムーズな施工をしていただきたいという中で、一本の設計書という、町内を全部一本にまとめろというのではなくて、幾つかの校区に分けての設計をさせていただきまして、既に入札をする段取りということで、指名通知をもう発した状態でございます。ご指摘のとおり、町内企業の方にも可能な限り入っていただきたいということで、多くではございませんけども、既に指名通知をさせていただいておりますので、ご報告しておきます。よろしくお願いします。 ○議長(三船勝之君) 下山議員、再質問ありますか。 ◆14番(下山和由君) いや、ありません。はい、ありがとうございました。 ○議長(三船勝之君) それじゃ、次の質問へ行ってください。 ◆14番(下山和由君) とりあえず人口減少については、やはり分譲地の促進ということもありますし、特に町の職員の中にも若い人がおられるんで、結婚されたらできるだけ町内の分譲地にお住まいになって、人口の歯どめにも役立つように、ひとつご努力も願いたいと、こういうことで次の質問に入ります。 火災報知機の普及に町を挙げて対応ということでございますが、平成23年6月より、全住宅設置が義務づけられると、町として普及へ向けどう対応していくのかということでございます。 県消防保安課によると、平成22年度は火災の死者が39人、大半が高齢者の逃げおくれということでございます。美咲町の火災報知機の普及率は50.7%と、先般圏域消防の予防課長とお会いして、こういう資料をいただきました。平成22年度町内建物火災発生件数は11件でございます。高齢者を中心にこういう火災報知機の無償提供ができないかということでございます。今日まで町の建物共済の加入者については、こういう火災報知機が配布されておるということも実情でございますが、50.7%ということについては、いまだかつて整備されてないんじゃないかと思います。したがって、高齢者あるいは独居老人のお宅についてはないところが多いんじゃなかろうかと思います。こういうことも従前に把握されて、町内のほうでそういう方らに無償提供はできないかということもあえてお願いもしてみるということでございます。美咲町においても50.7%ということで、大半がまだつけてないというようにとられるんではなかろうかと思います。 先般、2月11日の山陽新聞で、「火災報知機の普及率50%」、これは県内ですけど、やはり全国平均が今63.6%という中で、やはり岡山県下においても下回っておるということも事実でございます。22年度において圏域消防内の火災件数を申し上げますと、津山市が59件、鏡野町が5件、勝央町が6件、奈義町が2件、久米南町が5件、そして当町美咲町が11件でございます。内訳は、建物火災が5件と林野が4件とその他が2件ということでございます。この件についても、圏域消防の予防課としては非常に懸念もされとります。こうしたことで、この火災報知機が6月の義務づけるまでにどういう形で町に普及されるのか、またそういう高齢者の方々に無償提供でもするようなお考えがあるかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 杉山総務課長。 ◎総務課長(杉山肇志君) 下山議員さんの火災報知機の普及に町を挙げて対応をということでございます。 ちょっと原稿で質問にダブるかと思いますけれども、ちょっと概要をご説明させていただきます。 消防法の改正によりまして、新築住宅につきましては、平成18年6月1日から火災警報器の設置が義務づけられました。そして、既存住宅の設置につきましては、平成23年6月からの義務づけということになりました。したがいまして、先ほどもそこに示されましたように、津山地区農業共済の推進協議会が任意共済の60周年記念で共済加入者に火災報知機を贈呈しているということを聞いております。それに従いますと、町の世帯で割りますと51.9%の加入がなされているのかなというふうに推測しております。その方々は、設置しているということになりますけれども、残りの方々につきましては悪徳商法等の広報も含めまして、広報紙、告示放送、ケーブルテレビ等で町民へ周知していかなければならないというふうに思います。 ちなみに、加入の状況でございます。中央地区が1,052戸、それから旭地区におきましては768戸、柵原地区におきましては1,449戸でございます。3,296戸の加入がなされております。この高齢者世帯の把握といいますと、これは健康増進課である程度押さえいただいた数字ですけれども、3,945世帯ございます。したがいまして、現時点での世帯数が6,299戸ございますので、加入率が51.9%というふうになるところでございます。うち1人世帯の把握でございますけれども、1,220戸の世帯がおられるやに推測なり、把握がなされております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 下山議員さんのご質問でございます。高齢者世帯への無料配布をしたらどうならということでございまして、これも赤磐市とか高梁市ではやっております。奈義町もやっております。そういうことで、所得制限を視野に入れながら今後早期に検討していこうと、このように思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(三船勝之君) 再質問ありますか。            (14番下山和由君「いや、ありません」と呼ぶ) それじゃ、次の質問へ行ってください。 ◆14番(下山和由君) 県の予防課のほうにこういう資料が7万枚刷っとるそうでございます。要られたら、予防課長、いつでも出すと言われとんで、この辺のことも添えてひとつ啓蒙に励んでもらいたいと、かように思うわけでございます。 それでは、最後の質問に入ります。 家畜伝染病発生時に向けての行政の対策はできているのかということでございます。 昨年は、宮崎県で口蹄疫が発生、畜産家は甚大な被害を受けたところでもございます。本年も早々に九州を中心に全国に鳥インフルエンザが流行と。町内には130万羽とも150万羽とも言われる西日本最大の養鶏場、美咲ファームがございます。また、柵原地区の村上農場が十万何羽あるんじゃないかと思いますが、大小の養鶏場も立地しとるわけでございますが。こういったことに対して、もし万が一こういうことになった場合に、企業との連携や関係機関との協議は事前にできているのかということも伺いたいわけでございます。 ちなみに、こういうこと発生になると、やはり処分場のことから業者の選定からいろいろあるようにも聞いとります。昨年も町内の業者の方から、「おい、美咲町はこういうことどねえなっとんなら」と、「よその業者からもいろいろと聞かれとんじゃが」ということも聞かれました。そういうことで、万が一にもこういうことが発生したときに対しまして、いわゆる養鶏場と、あるいは地域、そして行政との対応はどういうふうに事前に協議がなされとんか、お伺いしたいと、かように思います。 ○議長(三船勝之君) 矢木産業観光課長。 ◎産業観光課長(矢木史朗君) 済みません。 家畜伝染病発生に向けての行政としての対策はということです。 関係機関との連携につきましては、岡山県津山家畜保健衛生所から養鶏場とかに対しまして異常鶏の早期発見、それから早期通報の徹底指導とか、他県の情報提供などがなされております。市町村と関係機関に向けても同じものが送られてきております。防疫体制につきましてですが、これは岡山県につきまして防疫対策会議、それから高病原性鳥インフルエンザの対策本部会議、それから専門対策班の連絡会議などが設置されております。養鶏場に対しましての一斉立入調査、それから一斉消毒のほうにつきましても、県のほうで実施されております。 それから、岡山県家畜保健衛生所では、現状での対応や防疫計画がつくられておりまして、養鶏場ごとに迅速な初動対応のためのシミュレーションが実施されております。美咲町としましては、これら岡山県、それから岡山県家畜保健衛生所との連絡会議によりまして報告をされ、意識統一のほうを図っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 町長もやれるん。            (町長定本一友君「よろしいです」と呼ぶ) よろしいですか。 再質問。 ◆14番(下山和由君) いずれにいたしましても、恐らくもし発生するとしては、美咲町としてもほんまに初体験ということなので、大変慌ただしいことにもなりましょうし、また周辺のことも考えられますので、この辺については、今、産業課長が申されましたように、ひとつそういう連携機関、あるいは対策会議を通じて、もう事前に業者と密接な連絡だけとっていただいて、即対応できるようにしていただくことを心からお願いするところでございます。 以上をもって私の質問を終わります。 この後、私のまだ質問の関連としまして、鳥インフルエンザについて日神山議員のほうから予防対策についても質問がありますので、そのご答弁に期待して、私の質問を終わります。 ○議長(三船勝之君) ご苦労でした。 以上で14番下山議員の質問を終了します。 ただいまから11時10分まで休憩します。(午前10時56分) ○議長(三船勝之君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午前11時10分) ただいまの出席議員は16名です。 一般質問を継続します。 それでは、12番日神山議員の質問に入ります。 12番日神山議員。 ◆12番(日神山定茂君) 3番バッター日神山でございます。 3月の声を聞きまして、少し肌寒い日も来ておりますが、三寒四温を繰り返しながら暖かくなるんだろうと思いますが、日本各地ではプロ野球のオープン戦も始まってプロ野球の開幕に備えているところだろうと思います。1番バッター、2番バッターの議員の方はクリーンヒットで出塁されましたんで、3番バッターはダブルプレーやスリーアウトチェンジにならんように頑張って質問させてもらいたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それで、議長にお願いしまして、先ほど下山議員が鳥インフルエンザの質問をされましたので、内容がやや近いということで、質問順を変えて質問させていただいてもよろしいでしょうか。 ○議長(三船勝之君) はい、スイッチヒッターで行かれるなあ、どうぞ。 ◆12番(日神山定茂君) はい、そうです。 それでは、2番目になるんですが、鳥インフルエンザの対策について質問をさせていただきたいと思います。 皆さんご存じだと思います。新聞報道等で盛んに伝えられておりますが、昨年11月29日、島根県安来市で発生以来、宮崎県が12例、鹿児島県、愛知県2例、大分県、和歌山県、三重県2例、奈良県と、鳥インフルエンザが発生、計150万羽が殺処分されて大きな被害が出たことは、本当に報道等でご存じのことと思います。そのほかでも、また渡り鳥などカモ、オオハクチョウなど、北海道初め高原性鳥インフルエンザが確認をされて、渡り鳥による感染、人、車両等の移動によるものと心配されておりますが、特にシベリアからの渡り鳥がウイルスを国内に運んだ可能性が高いと言われております。鳥インフルエンザが感染をしますと、10キロ半径10キロ以内で搬出制限区域が設定をされます。 美咲町を見回してみたいと思うんですが、仮にここの役場を中心に10キロ圏内に今どぐらいの農場があるかということを調べてみましたら、町内ですと6農場で約200万羽が飼育をされております。近隣の市町村を入れまして10キロ圏内ということになりますと、14農場で242万羽が飼育をされています。先ほど言いましたように、感染経路として大陸から飛来する渡り鳥による伝搬説が有力ということで、中京、近畿、中国、九州と発生し、岡山、特にこの美咲町で発生しても全然おかしくない状態ではないかと思われます。養鶏業者の方は、本当にできる限りの対応をされてると思うんですが、そのときは異常時には最寄りの家畜保健所に連絡するということになっているようです。こういう何か文書が出とるようです。 今は一般の家庭でも、昔はもう農家ではほとんどの家庭で、自家用の卵の採卵の鶏はほとんど農家では飼っていたんですが、今は少なくなりましたが、鶏を飼っているお宅も多いですし、最近はチャボとか小鳥とか、本当鳥インフルエンザに感染をする鳥を飼育、飼っているおうちはかなりあるんではないかと思います。一般の家庭で飼育している鳥を含め、野鳥などに異常が発生したときにどのように対応したらいいかということは、業者の方と県、行政とはそれなりの連絡周知はできてるんではないかと思うんですが、一般の家庭、一般の町民の皆さんにどこまで周知ができているかなあということが心配ではないかと思います。 それで、このことで一番大切なことは、この地域から鳥インフルエンザを発生させないということなんですが、例えば発生した場合、平素からどういうふうな意識を持っていただいて、企業、地域が一体となった取り組みで発生した場合の早期の対応、封じ込めが重要だろうと思います。そのことについて行政としてどのように思われておるか、答弁をお願いしたいと思います。 23年度も家畜防疫事業費として1万2,000円ですか、計上されておりますが、これは多分これではどういう事業になるかわかりませんが、対応のほう、答弁いただきたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 矢木産業観光課長。 ◎産業観光課長(矢木史朗君) 日神山議員の鳥インフルエンザの対策についての回答でございます。 鳥インフルエンザに関しましては、先ほど議員さんも言われましたように、町内には美咲ファーム、それから村上農場など大規模な養鶏場があります。予防などの対策につきまして、町で行っていることにつきましては、平成22年12月に高病原性鳥インフルエンザの発生予防につきましてのパンフレットのほうを現在把握している小規模家禽飼育農家、51戸になりますが、この方に対してパンフレットのほうを郵送しております。その後につきましては、町内で死亡野鳥の連絡があった場合には、鳥の種類、それから死亡の状況、死亡の場所などを確認して、現場周辺のほうを消毒しまして、死亡野鳥を回収をしています。環境省が定める高病原性鳥インフルエンザの感染リスクの高い野鳥、これは33種類あるんですが、これに含まれているかどうかを確認した上で、含まれている場合については、検査対象になるために、岡山県家畜保健衛生所病性鑑定課のほうに搬入いたしまして、簡易検査のほうを行い、陽性か陰性かの判断をしております。 今のところ陽性という判断のほうはないんですが、あった場合には、岡山県、それから県の家畜保健所のほうで、先ほどお答えしましたように、防疫体制のほうになるわけですが、現在のところ岡山県のほうでは出ておりません。当然美咲町のほうでも発生しておりませんので、そういったパンフレットのほうでのお知らせにしております。 それから、先月、2月になりますけど、鳥類の飼育業者に対しまして飼育管理の徹底を呼びかけるチラシ「高病原性鳥インフルエンザから愛玩鶏を守りましょう」というチラシを作成いたしました。これを「広報みさき」2月号のほうに折り込みをいたしまして、町内全戸に対して配布をしております。 とりあえず町が今現在やっておる対策については、以上のことでございます。以上です。 ○議長(三船勝之君) 再質問ありますか。 日神山議員。 ◆12番(日神山定茂君) 季節的にこの時期になると、鳥インフルエンザも終息の方向になるだろうという気もするんですが、資料によりますと、渡り鳥が北に帰る時期ということで、まだ予断を許さないということだろうと思います。本当に企業と地域と一体となって取り組んで発生を防ぐというのは大切だろうと思うんですが、まず先ほど言いました一般の家庭でどれぐらい大規模な企業として養鶏業をされている方以外の数はつかんでおられますか。 ○議長(三船勝之君) 矢木産業観光課長。 ◎産業観光課長(矢木史朗君) 済みません。 ただいまの質問ですが、養鶏家につきましては、町の調査を毎年しております。それで、美咲町全体で把握しておる農家の数ですが、合計が、済みません、鳥につきましても、卵、ブロイラー、それから肉用牛、それぞれ別々に集計となっておりまして、飼い方につきましても、開放鶏か、それからそうでなしに、また家屋の中とかに分かれておりますので、一概にはちょっと言えれないんですが、農家の数としましては、済みません、鳥の数だけになります。            (12番日神山定茂君「企業のほうね、企業のほうはいいです」と呼ぶ) あっ、そうですね、はい。            (12番日神山定茂君「一般の」と呼ぶ) 一般の1羽、2羽の部分については、把握ができてない部分があります。            (12番日神山定茂君「多少はできとんですね」と呼ぶ) はい、済みません。 回答に全然ちょっとなりません。申しわけありません。全戸にお知らせをするという形で、皆様のほうからの連絡を待つという形に多分なると思います。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) ただいまの日神山議員のご質問でございます。 それは、口蹄疫のときも同じようなことでございまして、それぞれ一般の家庭の方が1頭、2頭飼われてる分については把握できてなかったということでございまして、その分につきましては、一般の家庭の方から連絡をしていただくと。それに対して石灰を配布するという形をとったところでございます。 そういうことで、鳥インフルエンザは大変、そしてまた口蹄疫も大変行政にとっては大変なことになってきます。そういうことで、行政といたしましてもすぐ予算的に対応できるように予備費といたしまして、去年なんかにおきまして1億円程度積んでおって、災害に対しましてもすぐ対応できるという形をとっておったところでございます。 また、家畜保健所におきましては、防疫計画なんかがつくられまして、初期対策としてのシミュレーションも実施されております。これが市町村と連絡を深くとっておるところでございまして、やっておるところでございます。鳥インフルエンザにつきましては、発生が11月から2月が一番ピークではないかなあと、このように言われているところでございまして、まだまだ3月でございますんで、安心はできないというところでございます。町としては、決して逃げるわけでもございませんけれども、防疫ということにつきましては、やはり国、県がやるべきことというようになっております。しかし、町が指をくわえて見ようるとか、何もせんとかというわけではなくて、県、国と一体となって防疫に努めてまいるというのが基本的にそういうように思っておるところでございます。 そういうことで、県、国と、また家畜保健所と連絡をとりながらやっておるところでございますので、ご了解のほどお願いします。 ○議長(三船勝之君) 日神山議員、再々ですな。            (12番日神山定茂君「はい」と呼ぶ) 再々質問ですね。 ◆12番(日神山定茂君) 本当に町長が今言われましたように、防疫がもうこれ大切なことだろうと思います。それで、町民の鶏とかペットの小鳥とか、いろんなそういう該当の鳥類を飼われとる方の意識を、ぜひ、例えば寿命があるもんですから何かの都合で死んだと。そういうことで本当はその鳥インフルエンザだったんだけども、その対応ができずに被害が広がるということがあってはならないというのが主な意味なんですが、そういう意味でも迅速な対応をしていただきたいと思うんですが、そのことを例えば一般の家庭と県との連携というものはなかなか難しいだろうと思うんです。その辺を地域と本当に密着した行政のほうでフォローができたらその被害が広がらずに、例えば発生した場合でも最小限でとめて、一生懸命頑張っとる企業との連携の部分もやっていけるんではないかなあと思うんですが、その辺をまた答弁ありますか。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 2月の広報紙の中に挟んでおります。そして、周知徹底をしておるところでございます。そういう養鶏農家の方にとって大変なのは、例えば鳥インフルエンザにかかったとき、それを処分する土地については、本人が見つけにゃいかんと。宮崎の例なんかでいきますと、本人が見つけにゃいかんということでございまして、本人にそういう土地がなかったら、改めて土地を購入してそれに充てないかんというようなことだそうでございます。 また、そういうこともかなわない人につきましては、県が土地を提供してくれるということでございまして、町もそれに対しまして我々も協力していかなければならないということでございますんで、一たんそれが発生しますと、大変な惨事になることはもう目に見えて明らかでございますんで、防疫につきましては、家畜保健所と連絡をとりながら防疫をやっていきたいと、かように思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 日神山議員、次の質問へ行かれますか。 日神山議員。 ◆12番(日神山定茂君) じゃあ、次の質問に移らせていただきます。 防災協定の今後の進め方についてということなんですが、皆さんご存じのとおり、1995年1月17日未明、阪神・淡路地方を襲った大地震、多数の死者と負傷者を出したのは、ご存じのとおりですし、家屋の崩壊、損壊甚だしくて、ガス、水道、電気などのライフラインの崩壊によって都市機能、人々の日常生活も崩壊をしてしまいました。残念ながら現在の科学では地震の襲来を正確に予知することはできないということです。しかしながら、日ごろから地震に強いまちづくりを徹底することによって、直接被害や2次、3次被害を最小限にとどめることはできるんではないかと思います。地震列島に生活する私たちが切実に必要としているところだろうと思うんですが、この質問の通告をさせていただいた後にニュージーランドのほうで地震が発生をしました。多くの日本人の方も含めて多数の死者と負傷者を出したということで、本当に心からお見舞いを申し上げたいと思うんですが、今、話したのは地震の話なんですが、過去には美咲町でも集中豪雨で犠牲者を出したり、地域が孤立したりということもありました。そして、ことしは雪も大変多くて、町民の皆さんの移動に支障を来したこともあったと思います。今後、どのような災害が起こるかわからないわけですが、先般、建設業の協会と防災協定を締結をされました。今後、建設業の方との締結も含めて、防災時にどんな準備を進めて、どんな対策を進めていくかということをお聞きしたいと思うんですが、どういう準備で進められておりますか、答弁をお願いします。 ○議長(三船勝之君) 池本建設課長。 ◎建設課長(池本圭三郎君) 日神山議員さんから質問がありました防災協定を結んで今後どういうふうにされるかということで、一応建設の部分について説明をさせていただきます。 建設としましては、美咲町には3組合ございます。3組合の皆様の業者の中でも、重機はこういう重機を持っとられます、持っとられない方もおられます。その辺のさび分けで、一応うちとしましては組合長に申しまして、この災害の場所にはどういう重機が配置できるかというのは、協会長の3方にそれは把握していただいて、その場所に行ってもらうと。その後、どこを重点的にやるというか、避難経路とかそういう道路について対応させていただくと。以前は、残土の捨て場がなかったんで、今年、ため池に残土捨て場が完成しましたし、そういうところへ残土がすぐ持っていけますと。その後、復旧するにどうしても材料が要るんではないかと言われた場合には、残土捨て場ができましたんで、この場所に残土の中でも流用土として使える砂とかそういうものが出ましたらそこにストックをして即対応できるような材料置き場にさせていただこうかなという考えを持ってます。 それで、今後、柵原のほうでもそういう残土捨て場のほうが今現在発注されてますんで、今後広い敷地ができると思います。その場所へ即応急的に対応できる材料とか、そういうもんをそこの資財置き場として管理をさせていただこうかなと思っています。 それと、さっきのこと、雪が降った除雪のことですが、一応美咲町としては20セン以上となった場合に対応するということになってますんで、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 日神山議員の防災協定の今後の進め方ということでございまして、今、防災協定につきましては、3協会長の指示のもとにそれぞれ配置をしていただくという方向でやっております。材料につきましては、今、うたののしもの団地で土砂と採石を置いておきまして、いざ対応できるようにしておりますけれども、残土捨て場ができた段階におきましては、そちらのほうに移していきたいと、このように思っておるところでございます。 この協会には40社が加盟をしております。そういうことで、美咲町建設業協会が27社、久米郡建設業協会が6社、旭建設業協会に7社ということでございまして、40社が加盟をしておりまして、災害時には重機等でやっていただけるもんと思っておりますけれども、各種団体にも、会社にも、一番大事な物資が優先されます。そういうときに、商店の方ともそういうお願いをしておって、住民の方が安心して、また安全にその場におきましても行動できるようにしていこうと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再質問。 日神山議員。 ◆12番(日神山定茂君) ここに先日いただいた協定書があるんですが、協定書の中に、緊急対策業務に協力する会社の名簿、連絡先を取りまとめ、協定締結後速やかに提出するもの、建設機材及び労力の保有状況を取りまとめ提出するものということがあります。これは、当然提出をいただいて、重機だったり人員の把握ができているんだろうと思うんですが、その辺が緊急時に一番大切なことだろうと思うんです。その辺がどうかということと。 それから、先ほどちょっと町長に触れていただいたんですが、結局災害時には水と食料品の確保が大切だろうと思います。協定は、今、建設業協会と3協会と締結されたということでしたが、例えば町内には食料品を提供する商店等、ストア等たくさんあるわけですが、そこら辺とこれから締結をどうしていくのかという辺もぜひきちっとしたシステムといいますか、方法をとっていただかんとだめなんじゃないかなあという気もします。 これは、隣の町、津山市のことなんですが、合併をして旧町が津山市に編入されたわけですが、旧町では1トンとか1.5トンを2個とか、タンクを登載した車を常備配置しているということのようでした。これは、本当に緊急時にはすぐ対応ができるという意味で、これは協会の皆さんの準備のようです。その辺も含めてぜひ協力していただけるところは協力していただけるようにお願いをしたいと思いますし。 それから、もう一つ大きなことは、美咲町はご存じのように、230平方キロ、横に長い地形なんですが、例えば柵原地区の吉井川の下のほうとか、例えば旭、江与味のほうとか、旦土のほうとかは近隣の市町村と深い連携があるだろうと思います。そこら辺で近隣の市町村と大規模災害時における連携というんですか、その辺は今の段階でとれているんでしょうか、それとも今後とっていかれる準備があるんでしょうか、その辺もお聞きをしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 杉山総務課長。 ◎総務課長(杉山肇志君) 失礼いたします。 日神山議員の質問でございます。 防災協定の協力会社の名簿等々という形のものでございます。これにつきましては、各会社の連絡先、それから重機等々の保有状況につきましては、協定時のものにつけていただいております。 それから、水と食料品の供給ということでございます。これにつきましては、まだ協定は結んでおりませんけれども、先ほど町長も申されましたように、各町内関係機関、機関と申しますか、会社、商工会等々に支援をお願いするという形で進めてまいりたいと思います。 それから、それぞれ近隣との関連といいます分につきましては、消防での協力関係、それと防災計画に基づいて各関係機関との協力という形のものをうたっておりますので、それを適応していきたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 日神山議員。            (12番日神山定茂君「再々質問ですか」と呼ぶ) はい、再々。 ◆12番(日神山定茂君) それじゃあ、人員と重機については、行政のほうで把握ができとるという理解でいいんですね、総務課長。            (総務課長杉山肇志君「はい」と呼ぶ) あと、再々質問なんですが、先日テレビを見ておりましたら、最近は公共工事が減って建設業者さんが弱体化をして重機を手放されたり廃業されて災害時の対応に支障が出てきたというふうなテレビがありました、多分皆さん見られんではないかなあと思うんですが。例えば、発注先が大手大手になって地元の企業の皆さんが仕事がなくって廃業だったり、規模を縮小したり、重機を減らして、例えばリースのようなものを利用して受注した工事については工事を進めていくというようなのもテレビで映っておりました。もう一つのほうでは、七尾市でしたか、発注するのに災害時に対応いただけるようなところに、例えば指名入札でしたら指名をするというような方法もとられていたようです。平素もやっぱり建設業者の人にも頑張っていただいて、生き抜いていただく支援というか、支援というのも変かもわかりませんが、その辺の協力もしながら災害時に応援をしていただくというような体制をとっていくのも、行政として、その考え方として必要なんではないかなという気もするんですが、その辺、町長、お考えがありますか。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) はい、それはまさにそのとおりでございまして、今、美咲町業者の中で公共事業に、先ほど申しましたように、美咲町でできることは美咲町でやっていただこうということでございまして、美咲町内でできることをそういった業者に、他町の業者、他地区の業者に発注はしないという、こういう方針でやっております。 それから、やはり事業でございます。ある程度もうけていただかんと事業は成り立ちません。そういうような方向づけも、私の頭の中ではそういうような方向づけで今やっておるところでございます。そういうことでございまして、災害時のときも必要でございますけれども、やっぱり税金を納めていただく業者と、町内に、ということは大事じゃないかなあと、このように思いますし、テレビ等で見られたと言いますけれども、今の現状では美咲はそれほどまだ進んでないと、業者さんが頑張っていただいておりますので、災害時におきましても力を発揮していただけるもんと、このように思っております。 ○議長(三船勝之君) それじゃ、日神山議員、次の質問へ。 ◆12番(日神山定茂君) 一言、済みません。 町長の見解で進んでないということですので、進むようにぜひ行政の側もいろんな協力体制のほうを準備していただきたいと思います。 それじゃあ、次の質問に入らせていただきます。 入札方法についてということで通告をさせていただいております。昨年暮れからことしにかけてですか、旭地区の何件かの入札で不調になったという話を聞きました。これは、1つ例を挙げさせて話ししたほうがわかりやすいかなあということなんですが、三休公園を指定管理するということで改築をされますね、今、工事中ですか。その工事の進行の中で、商工会にお世話になるということで、どういうふうに改造したらいいかなあということで投げかけられたという話は聞いたんですが、その中でこの程度ということで簡単な平面図のようなものを示されたそうです。その先へ進める中で、入札の準備の中で、それ以上の準備ができてなかったんじゃないかなあという気がするんです。ということは、例えば工事金額にしても、仕様にしても、余り細かく決めてないものの工事を進めるというのは、なかなか、例えば工事を請ける側としてもそれは難しいだろうし、どういうふうに進めていんだろうかなあという気がするんだろうと思うんですが、その準備についてどうでしたか、ちょっと答弁をお聞きしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 日神山議員の3番目のご質問でございまして、入札の方法について、町発注工事の入札で不調が発生している、方法に不備はないかというご質問でございます。 一般的にお答え、先、三休公園ではなくて一般的にさせていただきますと、事前公表から事後公表になったということでございまして、事前に公表しておりますと、業者の人もある程度自分で積算しなくてもその金額がわかってくるということでございまして、やはり公平な競争の観点から申しますと、やはり自分がこれぐらいの金額だったらこの工事はできる、これぐらいの金額だったら工事はできないという、その自分なりの金額があると思います。それは積算してみんとわからんわけでございますんで、そういう意味で応札業者の積算能力の向上にも私は今のやり方がつながっていくんではないかなあと、このように思っておるところでございます。 県におきましても不調になる、岡山県が要するに事後公表にしておりますので、不調になる入札がたびたび発生をしておるところでございます。今まで美咲町におきましては、251件を発注したわけでございますけれども、その中に9件が不調に終わったということでございますけれども、当町では2回入札をしておるところでございまして、大体近隣町村が2回ということで、それへ合わせおるところでございます。そういうぐあいで、不調に終わりましたけれども、後日、日を改めて起工を上げ直して入札をいたしまして、すべて皆入札ができておるということでございます。 三休公園につきましては、担当課のほうからお願いします。 ○議長(三船勝之君) 担当課長というたらだれになるん、三休公園。 池上課長、内容は知っとってですか。 ほんなら、池上支所長。 ◎旭総合支所長(池上康夫君) 失礼いたします。 日神山議員の三休公園の茶屋の増築の件ということでいいんですかね。その件で申しますと、どういうふうに言うたらいいかちょっとよくわかりませんが、まず流れとしては、現在は茶屋の裏に簡易な厨房を建ててそこで食事等を出しております。今後、商工会ではないんですけど、商工会のほうに業務委託する中で、指定管理をしていただく中で、そういった簡易なものではいけないんではないかというふうなことから、商工会のほうからもそういったものを整備をしたものをいただきたいという話がございました。そういう中で、商工会のほうから提案がありまして、こういうふうなことをすればというふうなことで、まず商工会というか、それは商工会本体かどうかわかりませんけど、商工会のほうからそういった提案がございました。それにはちゃんと金額も入っておりました。そういう中で、町として今後こういったことで三休公園を発展させるためには、町としても指定管理をする中で、そういったものを整備をしたものを渡そうということで、その出された図面をもとに町の単価を入れて入札をしました。 当然指名をさせていただいた業者の方は、その時点で何々が入ってないとかというふうなことがあればよかったんではないかと思うんですけど、それを落札されてその後に何々がなかったというふうなことがあったということでございます。流れとしては、まずは商工会のほうでつくられた図面をもとに役場のほうで単価を入れさせていただいて、それを入札に諮ったということでございます。経緯としては、そうです。 以上です。 ○議長(三船勝之君) それが不調に終わったん。            (旭総合支所長池上康夫君「いえ、最初の不調……」と呼ぶ) その経過を。 ◎旭総合支所長(池上康夫君) 最初は、まず町のほうではじいた単価によりまして町長のほうで価格を決めていただいて、それがその中に入ってなかったということでできてなかったと。再度もう一度やって2回目に落札をしたということでございます。よろしいでしょうかね。 ○議長(三船勝之君) 日神山議員、再質問。 ◆12番(日神山定茂君) 支所長、今、商工会のほうから提出された図面というお話でしたが、それに基づいてということでしたけど。その図面を見たらだれが見ても同じものができる図面でしたか。例えば、見ようによったら、広さは変わらんと思いますが、中のいろんな仕様が変わったりするようなことだと、指名競争入札というわけにもいかないと思うんです。だれが見てもこれはこのようにできる。例えば、電気の位置はこうでというふうなことがきちんと要望を受けて、支所なら支所のほうできちっと図面だったり仕様ができた後でないと、その入札に入るのには少し準備不足かなあという気もするんですが、その辺はどうですか。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 日神山議員さん、その入札に入るまでの経過の中で、指定管理を商工会でお願いしたいということを申しました。そうする中で、指定管理するのであったら今の調理場では不都合だから調理場を改造してくれえということが持ち上がりました。そういうことで、設計金額が入った設計書を商工会のほうから町のほうに出されました。それで、商工会のほうといたしましては、最初は町が入札するんではなくって、全額商工会のほうにそれを金額を委託して商工会のほうで入札するか、特定の業者へ頼むかというような考え方であったわけですけれども、町として見たら、商工会のほうにその委託金を渡すわけにはいきませんので、金額的にも大きいですから。町の施設ではございますし、そういうことで町で入札をしたということでございます。 ○議長(三船勝之君) それが不調になったと。            (旭総合支所長池上康夫君「なったと、はい」と呼ぶ) 再々質問、日神山議員。 ◆12番(日神山定茂君) そのことがよくわからんのです。入札するについて資料はきちっとそろっておりましたかということだけなんです。ですから、不調になったということじゃなくて、本当の質問の趣旨は入札に向けて資料はきちっと提供されましたかという意味だったんです。 ○議長(三船勝之君) 支所長、わかりますか。 池上支所長。            (町長定本一友君「事務的なことは、私にはようわからんです」と呼ぶ)            (12番日神山定茂君「流れは、町長、今のとおりなんです」と呼ぶ) ◎旭総合支所長(池上康夫君) はい、済みませんでした。 今、言われました、それでできますかということなんですけど、先ほども言いましたように、もともと商工会がこれで受けてやろうということで図面をいただいたわけです。商工会のほうからいただいた図面に基づいてやったわけなんです。それと、今、電子入札していますが、そこに入れたときに、表示をしたときに、ある一定の期間を持ってますから、その期間にじゃあできるかできんかわからんのにとられたということになると思うんですね。ですから……            (12番日神山定茂君「何をですか」と呼ぶ) 何ですか。業者の方が。ですから、じゃあそれも吟味されて自分がやろうと思えばそういったことを聞いてくださってもよかったんじゃないかなという気がします。その辺はどうでしょうかね。そういう私は思います、はい。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 日神山議員、納得いかんようですけえ、もう一回だけ、それじゃあ。 ◆12番(日神山定茂君) はい、済みません。 聞いてもらえばということなんですが、先ほど言いましたように、指定管理で受ける場合は、仮のテントのようなところで調理しておりましたから、これじゃ不衛生ということで多分整備をされたんだと思います。その中で、本当に商工会のほうはこの程度の広さでこのぐらいという簡単な図面のような気がするんです、私からすると。 それで、入札するのはちょっと準備不足じゃないかなあという意味なんで、その辺、今回のことは工事進めようるようですから、それはそれとしてあれなんですが、今後はきちんとした入札に対する準備を進めていただいて、業者の方によったら、例えば悪どい業者によったら不明な部分は自分の都合のええようにするみたいなところが、例えばあっても公共施設だからそれはもうだめなことだろうとう思うんです、もうどなたがしても同じ基準でできるような工事のその基準をきちっと示した後で指名入札をするというのが入札の方法だろうと思うんで、その辺はぜひ今後は、もしそういうことが、僕の言うことがもしあったとするなら、改めてやってください。済みません。よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 池上支所長。 ◎旭総合支所長(池上康夫君) 今、言われた件ですが、もともと図面を出されたその中にそんなにいいかげんな図面じゃなかったというように思ってます。 それと、ちゃんと仕様書も入ってましたし、細かい部分についてはなかったんですけど、町長、先ほど答弁されたように、商工会さんはそれで受けてやろうという気持ちで出された図面ですから、それがその中に示してなかったというのは、今になって言われるのは、少しおかしいんではないかなあという気がしますね。私は、そういうように思います。 はい、以上です。 ○議長(三船勝之君) それじゃ、日神山議員、終わりましょう。 ◆12番(日神山定茂君) じゃあ、終わります。 ○議長(三船勝之君) それでは、ただいまから13時、1時まで休憩したいと思います。(午前11時55分) ○議長(三船勝之君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後1時00分) ただいまの出席議員は15名です。 一般質問を継続します。 なお、10番草苅議員から、一身上の都合のため欠席する旨の通告がありましたので、報告します。また、執行部説明員の泉教育長より、やむを得ない用務のため欠席する旨の通告がありましたので、報告します。 それでは、7番角南議員の質問に入ります。 7番角南議員。 ◆7番(角南憲一君) 途中少し数字のことで細かいこと言いますので、ちょっと渡してもよろしいですか。 ○議長(三船勝之君) はい、許可します。 7番角南議員。 ◆7番(角南憲一君) 昨日の中、あるいはきょうの一般質問でも重複する部分があろうかと思いますが、なるべく重複しないように質問したいというように思います。 一昨年は選挙のため、骨格とか暫定とかという予算で、22年度の昨年の予算に定本カラーを期待したところでありますが、中学校建設などが目立つ予算であったと思います。それだけに、23年度の予算に定本カラーが出ることを念願して、昨年12月の定例会で「夢とロマンを」ということで期待して質問を終わったわけですが、ほとんど硬直化した予算であろうかというふうに思います。 そこで、その中でもあえてご苦労なさった特筆すべき予算は何なのかということを、まずお尋ねしたいと思います。 次に、隣の真庭市がちょうど5年ほどに合併してなるわけですが、湯原の町が消えたぐらいの人口の減少だというふうに報道されとります。それから、町からガソリンスタンドがなくなったというふうな報道もある大変寂しい中ですが、私どもの町も1,100人の方が5年間で亡くなられて、一般的に考えると、1人20万円として交付税が2億2,000万円減額になるという、大変厳しい状況だというように思いますけども、人口の減少に、先ほども質問がありましたが、歯どめ策はあるのかどうか、お尋ねをいたします。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 角南議員のご質問でございます。 23年度予算におきまして、特筆すべき予算措置は何かということでございます。 本年度におきましても、中央中学校の改築が最終年度となります。これに11億円ほどのお金が必要でございます。そういうことでございまして、予算の10%をそれに割いていくというようなことでございまして、これが特筆すべき大きな事業となると、このように思っておるところでございます。また、その他大きな事業につきましては、柵原の総合支所の改築とか、また各普通教室への小・中学校へのクーラーの設置とか、加美小学校のランチルームというような建設につきましては、2月補正につきまして皆様方にご同意を願ったところでございます。そして、小さなきらりと光るような特筆すべき事業といたしましては、所信表明で述べさせていただいたようなことでございます。また、これからの一般質問の中にでもそれにお答えをしていこうと、このように思っております。 合併いたしますと、17年3月27日に合併をしたわけでございます。10年たちますと、交付税算定が一般算定になるというようなことが言われておりました。27年まであと4年間ほどしかございません。そういうことで、一般算定になりますと、今の交付税てんでに、柵原、そして中央、旭とてんでの交付税算定をしておった合算が少なくなるというようなことでございます。後ほどほかの議員さんからもそういう一般質問を受けておりますので、ここは省略をさせていただきます。 交付税がどういうような形で交付税として出てくるんならというようなことでございますけれども、国税5税がございます。所得税と法人税とたばこ税、酒税、そして消費税と、この5税の中から25%から35%前後それぞれに課目によって算定が違うわけでございますけれども、それぞれの国の税金の中に25%から35%を掛けて、それを今さっき言いました5税を足した額が交付税というようなことになってくるわけでございまして、これが大体17兆円から18兆円ぐらいな交付税ということになっておるわけでございます。全国にこれをばらまいていくわけでございまして、そのばらまき方によりますと、道路の延長の長さ、また世帯もありましょうし、その自治体の面積もありましょうし、今おっしゃるように人口に対しての基準財政需要額ということもあるかと思います。 そこで、人口が減ったら即交付税にはね返ってくるんではないかなあと、減った率によってはね帰ってくるというようなお考えでございますけれども、私はそうはいかないと、このように思います。人口が減れば、その減っただけ計算上交付税が減るんかということではなくって、やはり大いに減ったところには激変緩和措置をとられておるということでございますし、岡山県におきましては、27市町村ございますけれども、人口がふえたところは4市町村しかないというようなことでございまして、残りの23市町村におきましては、全部人口が減ったというようなことでございますし、全国的に見てもほとんどの町村で、農村部におきましては、都市部を除いてでございますけれども、人口が減っておるというようなことでございまして、そういう自治体に今まで減った率に合わせて掛け算をしながら交付税が減っていくんかというと、私はそうはいかんのではないかなあと、このように思っておるところでございます。また、景気の作用によりまして、税は変わってきます。そういうことで、国としましても、例えば十七、八兆円から20兆円交付税が要るというときには、その交付税とそれに合わせた臨時財政対策債という、100%国があと交付税ではね返りをさすような起債、これもしていただいております。例えば、100万円それを臨時財政特例対策債を起債をいたしますと、100万円が交付税の中ではね返ってくるということでございまして、全く交付税と同じような役目を果たすようなこともありまして、いろんな方法によりまして市町村が成り立つような方向づけを国もしていただいておるということでございまして、美咲町ばかりではなくって、ほかの自治体におきましても、やはり四苦八苦しながら財政を担当しておるところではないかなあと、このように思います。 一般的に私の考え方、最後にまとめさせていただきますと、そう余り人口が減ったから交付税が減っていくんではないんじゃないかなあというように感じておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 人口減少の歯どめ策は。 ◎町長(定本一友君) あっ、もう一点、人口減少に歯どめをかけなさいと、これは確かに必要だと思います。先ほど角南議員からいただきました2005年10月と2010年10月の比較がございます。それぞれのゼロ歳から10歳、11歳から20歳、点々点とそれぞれの階層におきましての人口の分布図がここに示されておりますけれども、やはり2005年のときには若者が多かったということでございまして、2010年になりますと、若者が減ってきておるということでございます。人口の減少率につきましては、余り変わらないんでございますけれども、階層が違ってきたということでございまして、それが高齢化比率に反映をしておるなあというように分析をしておるところでございます。 そういうことで、2050年には日本の人口も7,000万から8,000万人になるということでございますけれども、やはりいつかの一般質問で私もお答え申し上げましたように、人口が減るのは日本ではこれは仕方がないことだということでございますけれども、その人口の年齢層の構成は、構成の分布図が若い人に移行していく方向づけを持っていかなければならないと、このように思っております。弱小市町村ではございますので、我々も大きな、先ほど申しましたいろんな事業を通じまして人口がふえるようなことをつくっていかなければならないんではないかなあと、このように思っておるところでございます。議員さんにおかれましても、こういう策があるんだ、こうすると人口がふえるぞと、人口がこれで流出が食いとめるんだというような施策がありましたら、ぜひともお教え願えればと、このように思っておるところでございます。よろしくお願いいたします。
    ○議長(三船勝之君) 再質問。 角南議員。 ◆7番(角南憲一君) せんだって石井岡山県知事は、23年度の予算を「夢と元気」というネーミングがつけられたようですけども、23年度の予算を定本町長はあえてつけられるとすればどういうネーミングがつくのかなという思いしとんで、お考えがあればお聞かせ願いたいと思います。 それから、今、表を渡しましたが、これがちょうど国勢調査に当たる時期のデータでございます。ゼロから10歳という刻みでとりましたけども、5年移行しとんで、本当は5年から15年というように右のひらをずらせば、その中にいた人がどうなったかということがわかるんですけども、あれこれ表をつくるのも大変だということで、ちょっと簡略しました。 そこで、問題になるのは、右のひらの2010年10月の表の中で、71歳から80歳までの方が314名減員となっております。これは、長寿といえどもこの辺が限界で亡くなられた方が多いのかなというふうに思いますけども、ゼロ歳から60歳までの減員で51歳から60が310名減っております。41歳から50歳、287名、21歳から30歳が288名、11歳から20歳が284というように、この60歳以下の方が実は1,285人減っているわけであります。ふえてるのは、31歳から40歳のところの中が73名増加してるということで、これから背負って美咲町へ行かれる方が大変多くの減員となっていることが問題だと思いますし、私ども個人情報の関係で立ち入ったことが調べられませんけども、何とかこの原因を究明していただいて、それらに対して対策を立てることで減員が防げるのかどうか、ぜひご検討賜りたいものだというふうに思います。 ちなみに、61歳から70歳が41%強を占めております。これもまたそういった実態を反映した予算の編成なり行政の対策をぜひお考えいただきたいものだと思います。ちなみに、外国人の関係も集計いただきましたんで、一番下に119名、2005年10月にはおられました。男性が23、女性が96、それが2010年には、ちょっと書いておりませんけど、差を出してもらうとわかるんですが、男性が22、女性が82で104名がいらっしゃるということもご認識を賜ればというふうに思います。 こういったことで、先ほど言いましたように、何とか出入りの関係で追跡調査をいただいて、何が起因してこういう減員になったのか、調査をいただければ大変ありがたいと思いますけども、お考えがあれば。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 資料をいただきまして、私どももこれから分析をしていきたいなと、このように思っておるところでございます。 最初のお話でございますけれども、予算につきましてのネーミングはどうかと、岡山県が「元気な夢のある予算」ですか。            (7番角南憲一君「夢のある元気」と呼ぶ) 「夢のある元気な予算」ですか、ということでございました。3月広報紙に我々の考え方として載させていただいておりますのが、去年もずっと酸っぱくなるほど言いましたけれども、「人づくり」と、「地域づくり」と、そしてまた「健康づくり」と、この3本柱の柱としました予算というようなことで申しております。人間にとりましてやはりその3つが大事ではないかなということでございまして、我々は我々の身の丈に合いました予算をもちまして、町民福祉のためにやっていきたいと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 人口のその流れの、町長、動向調査をしてというのは。            (町長定本一友君「分析させてください」と呼ぶ) 分析をやらせてください。 はい、再々質問。 角南議員。 ◆7番(角南憲一君) じゃ、次移ります。 ○議長(三船勝之君) はい、それじゃ次の質問へ行ってください。 ◆7番(角南憲一君) 次の質問ですけども、合併記念事業ということで、約35億円の巨費を投じて、ラストワンマイル事業が整備されましたけども、どうも今建ってる中学校が2つ建てれるお金ではありますが、大変不人気で評判の悪いものですけど、どのように評価しておられるのか、総体的なことをまずお伺いしたいと思います。 それから、美咲町内が無料となるIP電話がなぜ全戸に普及しないのか。その後何の対策も立てられたようにも聞いておりませんし、どうなっているのかと。 それから、地デジが7月24日からですか、移行するわけでありますが、田舎に住んでればやはり夜間はテレビが唯一の楽しみという方もいらっしゃると思いますけども、十分対応できてるのかどうか、まずお伺いしたいと思います。 それから3番目に、付加価値を高めるサービスがあるのかないのか、あるいは回線の利用などによって収入が得られるのかどうか、もうこのまま目をつぶって使えるだけ使って終わりにするというお考えなのか、その辺のことをお伺いしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 失礼いたします。 合併記念事業に約35億円の巨額を投入いたしましたラストワンマイル整備事業をどのように評価しておるかということでございまして、この件につきましては、私も前会議長でおらせていただきまして、そのときに前町長の奥村町長がよく言われておりました。こういうものは日進月歩だというようなことをよく言われておりましたけれども、その実感が今、私にもそうかなあというのは感じてきておるところでございます。これもラストワンマイルももう各市町村、岡山県下どこもやっておるということでございまして、美咲だけやらないというわけにはいかない事業だというように思っております。 それから、1番目からご質問にお答えをしていきますけれども、IP電話がなぜ全戸に普及しなかったかということにつきましては、やはり1つ言えることは、携帯電話が普及していって、機能も充実してきたということが第1番に挙げられるんじゃないかなあと、このように思います。そういう意味で、若い人は家ん中にもう固定電話を持たずに携帯だけで対応しておるというようなことでございます。 それと、IP電話を普及させたときに、美咲町におきましては、よく雷なんかが入りまして、よく故障しておったということでございます。そういうことになっておりましたので、その障害をなくすために情報公社からトラブルを処理する職員を2人、今、配置をしております。そういうことで、トラブルの解消は少なくはなっておるようなことでございます。IP電話の普及につきましては、そういうぐあいで若い人が携帯に頼って、お年寄りの方がIP電話を使っておるというような状況が今続けておりますけれども、これも始めた事業でございますんで、加入をふやすように努力をしておるところでございます。 また、2番目の地デジへの対応は十分であったかということでございまして、美咲の場合、地形が悪いということで、難聴者がかなり出ておられたということでございまして、これによりましてかなり解消されるということでございまして、7月24日のアナログ放送が終了までには、まだかなりの人が入っていただけるんではないかなと、このように思っておるところでございます。 それから、3番目ですかね、今後の対応についてでございます。今後の対応につきましては、付加価値を高めるのにはどうしたらいいかというご質問でございますけれども、現在、役場といたしましては、水道の監視システムの情報を光ケーブルによって流しておるということでございますし、去年は河川の水位の監視システムを導入したところでございます。そして、今後につきまして考えられますことに対しましては、農業支援のサービスとか、在宅医療の支援サービス、在宅安否確認サービス、在宅の安否確認などが手っ取り早くやられるシステムではないかと思いますけれども、そういうサービスを提供しようとするときには、やはりシステム構築にかなりのお金もかかるということになってまいります。そういうことで、一遍には進められませんけれども、価値を高めるように随時やっていければと、このように思っておるところでございます。 それからまた、回線の利用などにより収入が得られるかということでございますけれども、空き回線を利用いたしまして、他の業者にその回線を貸すことによりまして収入を得ることができるということでございまして、企業等が使用したいというときには貸し出しをすることはできると思います。今、NTTドコモが1線だけ利用料をもらっておると、局から局への配線でございますけれども、1線だけもらっているというようなことでございまして、電波から電波でその次に伝えていく、局へ伝えていくときにはいただいてないというのが現状でございます。 また、このまま推移するのか、ほかに活用する方法があるのかということでございまして、いろんなサービスを考えながらこれから最大限この光ケーブルを使っていかなければならないと、このように考えておるところでございますけれども、議員の皆様方からもこういういい方法があるんだというような方法をいただければ、我々もそれを研究してみたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 7月24日のアナログ放送が終了いたしますので、3月の広報紙にこういうものを挟げまして、お渡ししますけども、よろしいですか。このものを広報紙に掲載をいたしまして、徹底してその利用を図っていこうと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再質問、角南議員。 ◆7番(角南憲一君) 私は、去年でしたか、IP電話のことも、電話帳等質問しましたが、個人情報とかなんとかで役場のほうでは対応できないような話でありましたけども、ここへ電話帳を持ってきております。これはテルパルが配っておる、柵原地区の電話帳です、これは旭も中央もあると思いますが。 それから、この色のが一番新しい県北の企業名だけが載ってる電話帳です。それから、この色がこれとは逆に個人名だけが載ってる電話帳です。それで、これ見ると美咲町という欄がございまして、このページで言うと172ページには、定本一友という名前載っとります。0867-27-20・・ですか。そのページに、私の名前も載って、番号載ってます。美咲町の人が全部載っております。だから、電話帳というのはあるんですよ。役場がやる気がないだけで、せんだけのことであって、やる気があってこれ公表されてるわけですから、見たかったら見てください。もう少し真剣な取り組みをぜひしていただいて、住民に対応するように、もう私だけじゃない、皆さん合併して6年にもなって見たことも聞いたこともなかった旭の人もお友達になったりいろいろして、ちょっと電話しよう思うても電話帳もないんですが、ちゃんとあるんですね。したがって、そういった手抜かりのない対応をぜひしてほしいというふうに思います。 それから、地デジの対応ですが、山間部でありまして、ほとんどのところが共聴施設を持ってるということですが、私の近くで久木は現在の配線を使うと、それから吉ケ原はややいろいろもめて解散をするようであります。したがって、坂の下のほうの一部が周匝から直接受けられると、大半の吉ケ原の人は直接受けれないということで、この事業に加入をされるやに聞いておりますけども、やはり共聴施設が年間維持費が五、六千円で済んでると。町がやった半分でテレビが見られるという。どうも何ぼう出てても5台も6台も一遍に見れませんから、やっぱり商業に放送されとるNHKを含めての電波だけで十分だということになれば、五、六百円ですから、年間五、六千円で見られるというのが町の方へ加入すれば1万2,000円、月1,000円要ると。この辺のやるときに、テレビが1,000円だということを頭に置く前に、なぜ共聴施設がどのぐらいの維持費で管理されとるかということの調査が甘かったんではないんかと、そのようにも思いますけど、もう済んだこと言うてみてもしょうがありませんので、何とか引き下げて共聴施設の方が移りやすいようにできる可能性があるのかないのか、お尋ねをしたいと思います。 それから、付加価値を高める関係では、私はかつて大分前のことになりますけど、静岡県の有料老人ホームを訪ねました。そのときに、あそこはトイレにセンサーがついて12時間かなんかトイレがあかなかったら赤いランプがつくと。そうすると、何か異常があったんじゃないんかというふうなことでいろいろなものを機器がついておりましたけども、1,200人もいらっしゃるんですから、そういったことの利用はないのかどうか。 それから、回線の利用についてちょっと町長言われましたけども、隣の美作市では、CATVというのにコマーシャルを入れて利益を上げるというようなことが報道されておりましたけども、考えてみていただくと、今回も美咲ネットの補正予算が計上されて、一般会計から年間総額6,572万3,000円であります。それに情報交通課の職員が1.5人ぐらいはかかっているというふうに聞いてますので、これが人件費1,000万円とすれば、7,572万3,000円という巨額の金が維持管理に毎年一般会計から出ていくわけであります。これだけの金を毎年使うわけですから、もう少し生かすのか、どういうふうに始末をしていくのか、お考えをもう一度お伺いしたいものです。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、角南議員のご質問でございます。 この先、ラストワンマイル事業で行いましたこの光をどう活用するのかということでございます。 ケーブルテレビの加入状況を、その中でも一番関心があるケーブルテレビのことを言われようりますので、それに対してお答えをいたしますけれども、美咲ネットのケーブルテレビの加入状況をお知らせをいたしますと、この2月末現在で目標としては3,625件目標としております。そういうことで、また目標までにはもうあと500件ほどの目標が達成できるという状況でございまして、去年の5月からことしのただいま2月までの間の、ごめんなさい、平成21年4月末から23年2月末まででございますけれども、865件の方が申し込んできておられます。このような状況でございますんで、目標まであと今、先ほど申しましたように、510件ということでございますんで、職員ともども、また情報公社から2人増員をさせていただいておりますので、そういうことを含めましてこれから美咲ネットの活用、そして加入促進に邁進していきたいと、かように思っております。 もう一件何やったかな。 ○議長(三船勝之君) IP電話の電話帳、できんかということです。 ◎町長(定本一友君) 電話帳の件でございます。電話帳ですかな、電話帳の件でございますけれども、NTTの電話帳につきましては、恐らくNTTから加入するときに掲載してもいいかどうかというようなことを申し込みのときに言われておると思います。そういうことで、公開してもいいというようなことですと、電話帳に載せておると。そして、公開したくないという人に対しましては、電話帳には載せてないというようなことでございまして、先ほど角南議員言われるように、IP電話に入るときにほんならそれやっとったらどうかということも言えるかもしれませんし、それからこれからIP電話の促進もして、普及もさせていかなければならないということになりますと、町がやりますと、それでは10件ふえたからすぐ電話帳をやり直したらいいんか、100件ふえたからまた電話帳やり直さなければならないんかというようなことになってくるというおそれがございます。そういう意味で、我々もちょっとIP電話に対する電話帳につきましては、足踏みをしておるというような状態でございまして、もう一度ほんならIP電話の電話帳をつくるのであれば、各それぞれの加入者にもう一度掲載可能かどうかということも確かめてみなければならないということでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) あれは、500円ぐらいに下がらんかというて、目標達成したら500円ぐらいにならんか。 ◎町長(定本一友君) そういうことで、美咲のケーブルテレビについては、加入促進をこれからしていくところでございますけれども、近隣町村と比較をさせていただきまして、テレビが1,000円ということでございますけれども、これにつきましては、今、近隣町村に比べては安いということであります。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 課長は、課長、足らず答弁しますか。            (情報交通課長遠藤 透君「よろしいです」と呼ぶ) よろしいいうても足らずが多いんで。今のコマーシャルやこうの件。 遠藤情報交通課長。 ◎情報交通課長(遠藤透君) 失礼いたします。 美咲ネットのテレビでコマーシャルも受け付けております。テレビが始まった時点でコマーシャルを流された会社がありますけども、それ以降、やはりテレビの普及が進まないということでなかなかコマーシャルを流す会社のほうがないということで、コマーシャルの収入ですか、こちらもちょっと落ちてきているのが現状でございます。加入が進めば業者にお願いしてコマーシャルを流すというふうな形がとれると思いますので、加入のほうの促進をさせてもらいたいと思います。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 角南議員、大体答弁できたですなあ、今で。            (7番角南憲一君「よろしい」と呼ぶ) 再々質問。 角南議員。 ◆7番(角南憲一君) さっき申しましたように、これだけの美咲町の方が電話帳に載ってるわけですよ、何ページかに及んで。だから、つくるつくらないて、これ借りりゃあええわけでしょう、この物自体。これは電話料金で取ってるわけですから、つくらなくってもこれをNTTへ言えばくれるわけですよ、加入者の皆さんには。もらえるんですよ、これ個人に、無料で。だから、これぐらいのものを用意してない、美咲町になったんですし、美咲町というちゃんと電話帳があるわけですから、この。旭も中央も柵原も全員載ってるわけですよ。 ○議長(三船勝之君) じゃけん、角南議員が言わりょうるのは、IP電話の加入者の電話帳をつくれということを、何らかで、そういう形。 ◆7番(角南憲一君) それを借りて抜くか印つけるかすりゅあ簡単にできるわけですよ、入ってる入ってないの。 ○議長(三船勝之君) 遠藤情報交通課長、答弁ちょっとしてください。 ◆7番(角南憲一君) できんのかなあ、こりゃあ。 もう最後ですから、もうちょっと、さっき言うた中で、一般会計の7,500万円も投入しとるわけですねえ。このままで7,500万円投入しっ放しなら、えらい高いもんについて余り電話も半分も使われとらん、恩恵を受けてない人たちがたくさんいるのに、7,500万円なあ、一般会計から出すのは大変なお金が要るんで、厳しいだけにもう一度やめるんかどねんするんかぐらいの腹づもりで検討をしていただきたいと。もう無料の電話が完全に使えるようになってメリットがあるんなら、7,000万円投入してもよろしいし、もうこののままで生かさず殺さずなら、私はちょっと7,500万円というのは大きいんじゃないんかなというふうに思いますんで、もっとやり方があるんじゃないんかというふうなことも思いますので、ご検討をぜひお願いしたいと。 ○議長(三船勝之君) IP電話ばあじゃないんじゃろうけどの、その金額は。            (情報交通課長遠藤 透君「インターネットも含みます」と呼ぶ) インターネットもあると。 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 先ほどの電話帳の件でございますけれども、そのIP電話の電話帳をつくるとしましたら、恐らくですけども、私は同意が必要だと、転載する場合でも、その本人の同意が、個人情報がありますんで、それは必要ではないかなと、このように思います。 ○議長(三船勝之君) それはそれとして、今の町費を巨額の投入しとるんじゃが今後の考え方はということですけど。 ◎町長(定本一友君) これからほんならそれではその光ネットをどうするかということでございますけれども、継続していく方法で考えていきたいと。それに対しましては、加入促進もこれからはやっていきたいと。今、以上に加入促進をしていきたいと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 角南議員。 ◆7番(角南憲一君) 何かしり切れトンボのようですけども、再々質問をやりませんで、これで終わります。 ご苦労さまでございました。 まだ、入室許可しとらんのですけど。            (10番草苅良明君「議長、よろしいでしょうか」と呼ぶ) 草苅議員が帰ってこられましたので、欠席通告がありましたが、用務が終わられたようでございますんで、入室を許可します。 それでは、以上で7番角南議員の質問を終了します。 続きまして、8番山本議員の質問に行きます。 8番山本議員。 ◆8番(山本宏治君) 議長の許可を得ましたので、通告順に従いまして質問をさせていただきたいと思います。 なお、今回は2件の件につきまして通告をしておりますので、順次質問したいと思います。 まず1点目に、米粉の活用に力をということで、今、全国的に米粉と言っておりますが、私の地域では米の粉と言ってほしいなあという意味も込めまして、表題には米粉と書いておりますが、米の粉というような言い方をさせていただきたいと思います。 旭地域の北地区ですが、まきばの館に行く途中に米粉の製粉所を去年から開設していただきまして、今、地元の倭文西地区の方が製粉、また地元の地産地消で牛乳、また豆乳を使いながらパンを焼いていただき、試験的でございますが、皆さんのもとに販売なり、そして地域での活用にイベント等で活用をしていただいておるところでございます。こういったことをまずもっともっとPRしていただきたいなあということと、米粉の粉をひく製粉にまだまだ地域の人がご理解もいただけてないし、利用もできていない。せっかくいい施設をつくっていながら利用度が低い、これにつきましてもPR不足か、また各地域での米粉に対する認識度がまだ低いのか。柵原地域では、ケーキを焼いたりパンをつくったりという実例もあるように聞いております。そうした面を踏まえまして、23年度の新年度予算に米粉消費拡大推進事業費311万5,000円が計上されております。こういう面を踏まえて、どういう事業をするのか、まず最初に矢木担当課長にお聞きをしたいと思います。答弁は長くても結構でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(三船勝之君) 矢木産業観光課長。 ◎産業観光課長(矢木史朗君) 山本議員の米の粉の活用、それから特産化に向けた取り組みについてということにお答えいたします。 今年度、米の利用拡大ということでさまざまな取り組みもしております。利用拡大、特産化に向けた取り組みにつきましては、津山県民局、美作地域の市町村、農協、商工会、それから県民局等で構成されています「フードアクション・美作」、美作地域の食料自給率向上運動協議会というのがあります。この中で、消費面での取り組み、それから生産面での取り組み、それからプロジェクトの推進などさまざまな観点から取り組みがなされております。プロジェクトの推進につきましては、米粉の推進事業が実施されておりまして、美咲町につきましても、南和気、それから倭文地区において米粉の料理講習会が委嘱されて米粉パンの焼き方などの講習会が実施されております。平成23年度におきましてもですが、津山農業指導普及センター等へ米粉の利用拡大及び企業、それからグループの育成についても指導していただき、米粉利用促進、これは米粉の加工品の開発でありますとか販売体制の整備及び米粉利用の拡大についての取り組みを進めていきたいと思っております。 また、先ほどの予算の関係ですが、米粉の消費拡大のために、岡山県の緊急雇用創出事業臨時特例基金のほうで1名の雇用をする予定にしております。これと、北で製粉しています米粉でありますとか、そういったものを使いまして、例えば、今、「食道かめっち。」の前に黄色いれんがでつくったピザがまがあります。例えば、あそこで米粉入りのピザをつくってみるとか、米粉うどんなどの特産品の開発とか、商品化に向けた検討をしていきたいなあというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) もっと長うしてもええと言うたんで。よろしいか。 それじゃ、再質問。 山本議員。 ◆8番(山本宏治君) わかりやすく説明をしていただき、ありがとうございます。 北の倭文西の方がパンフレットといたしまして、米の粉の活用にはメリットがたくさんありますよと、いろんな食材と相性がいい、揚げ物もからっと揚がる、調理方法も方法によっては食感が変わってくる、ホワイトソースづくりが簡単であると、体が温まるとかという、いろいろ書いてあります。要するに、米粉を使っていろんなことをしていただければいろんなメリットがありますよということなんで、先ほども課長のほうから柵原地域の方の活動報告もありましたが、今言われました中で、「食堂かめっち。」の中のピザがまでございます。先般1回だけ何か柵原の方と備前か吉井町の方が1回試験的に焼かれたというのを聞いております。そうした中で、北の米の粉とそうしたピザづくり、ピザは、今、新見の鯉が窪の道の駅でかなりPRされてやっております。あの地域でももう一つは地元の方がヤギを35頭飼っておられて、そのヤギの乳と米の粉をミックスしたシュークリームづくり、またその中のクリームをヤギの乳でつくったので発売の予定ということで、今PRされております。 やはりうちにもそうしたかまがあるんであれば、かめっち食堂に来られる方に何らかのPRができないかと、また何らかの方法でそうした地元の人がこの米の粉を使っていただき、そして米の消費拡大にもつながり、また北につくった施設の本当に活用が生まれてくるんじゃないかと思います。この中に補助金の検討はできないかと、キロ200円ぐらいどうかなということでございますが、これは私の気持ちで書いております。北で今売っております米粉が製粉にしたのが500グラムが400円、そして製粉にするには5キロ以上がウルチ米で1キロが300円、5キロ未満ですと1キロが350円、モチ米ですと3キロ以上が1キロが350円、手間もかかります。そして、北地区にどういうふうな搬送ルートをつくるのか、この工場と、例えば柵原、恐らく三十何キロあります。そこをどういった交通機関を使うかということにつきましては、以前にも何かのときにお話をしたと思いますが、今の支所間便を利用するとか、今、製粉は毎週土日でひいておられるそうなんで、それに合わせて1週間に1回で製粉されておられますが、それに向けての対応も地元はかなり積極的に考えられておられます。そうした面も踏まえまして、行政のほうといたしましても、協力体制をしていただきたいなあと思うところでございます。 そして、米をつくるにいたしましても、先ほど草苅議員の中からもあったと思いますが、水田活用の所得補償の中で、戦略作物助成としての米粉の作付で10アール当たり8万円もあると思います。こうしたもんも拡大しながら、地域がこぞっていろんな形で参加ができる、そういった施策をしていただきたいなあと思っております。町長、その辺の考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、山本議員の米粉の活用についてでございます。 あらかさ矢木課長のほうからご案内申し上げましたとおりでございますけれども、ことし、二重となりますけども、岡山県の緊急雇用ということで、1名を雇い入れさせていただくんですけれども、この人につきましても、ある程度専門家の方を雇わせていただきたいなあと、このように思っておるところでございます。特産物の開発とか、製品化を検討するには、そういう少しは手なれた人のほうがいいんではないかなあというようなことでございます。 それから、パンにつきましては、将来学校給食へも導入していきたいということで、倭文西ばかりでなく、南和気のパンを焼いておられる方、グループもあります。そういう人ともお話をさせていただきながら、給食のほうにパンを使っていただこうと、このように思っておりますし、今の米とパンとの価格といきますと、やっぱりパンのほうが高くなります。その差額につきましては、やはり町がすべきではないかなあと、このように思っておるところでございます。 また、米粉に補助金を出したらどうかというようなご意見でございます。これにつきましては、今後ちょっと研究をさせていただきまして、今、米粉ブームでございまして、たくさん市町村でもほかにもそういうのをつくっておられるところございます。そういう先進地の意見も取り入れさせていただきまして、これからやっていこうと、このように思っております。 とりもなおさず議員言われるように、やはり何か特産物をつくって、目新しいもんつくっていかんとほかの地域に負けてしまうと、産地間競争に負けてしまうということでございますんで、できれば専門家を雇わせていただきましてやっていきたいと、かように思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再々質問ありますか。 山本議員。 ◆8番(山本宏治君) 緊急雇用で専門家を入れていただくのはありがたいことでございます。そうした面で、先ほども申し上げましたが、新見市の鯉が窪ではそういったことで地域の活性化かなりできておる、道の駅が。ということもありまして、そういう競争間に負けない地域づくりをつくっていっていただきたいと思っております。 先ほども課長にお尋ねしたいんですが、美作地区でのそういった協議会等があると思いますが、県事業にあぐりトライアングル推進事業というのがあるようなんですが、こういうなのも参加は考えられておられますか。 それと、余談になるんですが、先ほど町長も言われましたが、学校給食、今、県の学校給食会のパンは20%がもう米粉入りのパンになっておるというのを聞いておりますが、恐らく2対8ぐらいなパンになるんじゃないかと思いますが、1人が1年に100グラムずつ食べていただければ、岡山県で200万人人口がおれば200トンの消費ができるというような計算にもなりますんで、米の消費拡大にもつながりますんで、その辺も2、8がいいのか7、3がいいのか、そうした面も学校給食については研究をしていただきたいということもあります。 先ほどの件で、課長、もし答弁ができましたらよろしくお願いいたします。 ○議長(三船勝之君) 矢木産業観光課長。 ◎産業観光課長(矢木史朗君) 倭文西地区、それからパンを焼いていただいておりますグループに対する補助事業ですが、今現在ちょっとどういった事業が当たるかというのをまだうちのほうで把握できておりません。ですから、今後いろいろちょっと事業のほうも探しまして、受け入れれるとか、実施可能であるという部分がありましたら、どしどし入れていきたいなというふうに思います。予算も絡んでくるんですが、そちらのほうはまた相談しながらやっていきたいと思いますので、今後米粉、ことし1年、23年度につきましては、美作県民局、それから普及センターとも連携しながらやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 山本議員。 ◆8番(山本宏治君) それでは、2問目の質問に入らせていただきたいと思います。 それでは、2問目の質問といたしまして、メガソーラー推進についてでございますが、ことし22年度の当初の定本町長の目玉は、新エネルギービジョンということをお聞きしたこともあると思います。そして、先般策定されたものが、議員の皆様には配付されたと思います。その中でも、太陽光発電ということで、各家庭に今かなり設置をしていただいとるところでございますが、この県の推進事業でもあります太陽光発電でメガソーラー、1メガワット、かなりの数のワット数です。こういう設置事業を県が推進しながら、ことしも県議会で報告があったと思います。この事業は、県が1億円後押しをしてやろうと、土地については町の土地を提供してくださいと、企業にはかなりの負担がかかると思います。そうした面で、企業との交渉事は執行部のほう、かなりいろんな方のアドバイザー、企業アドバイザーの吉川さんもおられますし、またいろんな東京とか関西の岡山県出身者のそうした会議も出席されながら、こうした関係者がひょっといないか。もしそうした企業の中で、よし手を挙げてやろうという人がおられれば、私はひとつ旭地域のさくらグラウンドのへりが町有地があると思います。この町有地も今は雑木が生えていまして、ちょっと余り見晴らしのいい感じではないんですが、伐採して造成も経費もかからないと思うし、さくらグラウンドのへりで、そうした環境問題も、子供たちもよくプレーをする場所でありますし、適地ではないかなあ、町内にもいろんなところがあると思いますが、町有地の利用方法についても今考えるべきでないでしょうか。そうしう面で、旭地域のさくらグラウンドのへりを候補地に選んでいただけたらということでございます。 先ほども言いましたように、この事業はかなり莫大な事業でございますし、ただし、もし企業誘致ができれば雇用にもなりますし、一つの環境にもいいものじゃないかと思っております。その辺の考えにつきまして、町長のほうから答弁をお願いしたいと思います。 それじゃ、先に赤堀課長。 ○議長(三船勝之君) 赤堀上下水道環境課長。 ◎上下水道環境課長(赤堀達男君) 失礼します。 山本議員のメガソーラーの推進についてのお尋ねにお答えをいたします。 これは、議員ご承知のように、岡山県といたしまして新エネルギー分野の研究やまた開発を行う企業の立地につなげたいということでメガソーラーの誘致を計画しているものでございます。県におきましては、ことしに入りましてから県有地を初めとして市町村有地、それから工場跡地、また塩田跡地など対象に1.5ヘクタール以上が確保できる適地の選定を始めているところでございまして、計画では本年度中に10カ所程度を選んで太陽光パネルのメーカーであるとか、また商社であるとか、電力事業者などに進出を働きかけたいという考えでおるみたいでございます。その折には、さきに議員がおっしゃっておりましたように、最大1億円の補助も県としては考えているんだというふうに聞いております。 美咲町といたしましては、この計画を聞きまして早速に本年1月24日に県に対しまして町内の候補地といたしまして3つの箇所の用地情報を提供いたしております。東から行きますと、旧柵原地区になりますけれども、藤田上という地区でございまして、オークレットゴルフクラブ、大きなゴルフ場がありますけれども、あれの隣に県道吉ケ原美作線が走ってますが、その反対側の町有地、これが約2万7,000平米ございますが、これが1つ。それから、北地区、まきばの館のちょうど隣接地に町有地がございます。これが3万7,000平方メートル。それから、今の旭総合支所の旭川の反対側の山になりますけれども、西地区、以前牧場として使っていたところみたいなんですけれども、ここの町有地がございます。これが約9万8,000平方メートル。この3地区につきまして、県に用地情報の提供をいたしております。 で、しておりましたら、ちょうどタイムリーといいますか、何と申しましょうか、きょう朝メールが県のほうから参りまして、あすの午後から現地の調査といいますか、現場がどういうところか見たいということで案内をしてほしいというのが、ちょうどけさほどメールで入ってきておりました。 こちらから、以上でございます。あと町長のほうからお願いします。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、山本議員のご質問でございます。 メガソーラーの推進ということでございまして、ちょっと今、上下水道課長が申しましたように、期待を持たせるようなご発言しましたけれども、それは県はすべての箇所を見に行くということで、あすは美咲が来るということでございますんで、3カ所あります。それを全部見ていただきまして、適地かどうかというのを見ていただくということでございます。 ね、課長、そうですね。            (上下水道環境課長赤堀達男君「そうです」と呼ぶ) そういうことでございますんで、ぼっこう期待をかけられても困るところがあるということでございますので、ご報告しときます。 1990年に比べまして2020年にはCO2を25%削減ということで、鳩山総理大臣が打ち上げたわけでございます。それにのっとりますと、メガソーラーをやっぱり設置しないと25%削減にはならないというようなことでございます。美咲町においても、そうでございます。そういうことで、3カ所選ばせていただいたわけでございますけれども、これがすべてやはり1.5ヘクタールが平地なんですよね。ある程度平地でなかったらいかんということでございます。そういうことで、議員申されますようなさくらグラウンド、私も旭でございますんで、よく知っとりますし、さくらグラウンドは、そして向きとしては西向きになるんですわね、あっこは。西向きということになると、日照時間が短いというようなこともありまして、なかなか難しい地形かなあというように思っておるところでございます。県が10カ所ほどメガソーラーを設置したいということでございますけれども、それ以外のところを我々が企業に売ってもいいわけですから、県が指定してくれないから必ずそこにできないということにはならないということでございまして、これからの代替エネルギーといたしましては、光か木か風かというようなことになってきますんで、そういう意味におきましては、美咲町におきましては光かなというようなところで、もし外れましても企業に我々は売っていこうと、企業誘致等をしていこうというように思っておるところでございます。 そういうように、電力会社に働きかけるには、やはり我々としても無償で提供していかなければならないということでございますんで、無償という線は変わっておりませんので、そういう条件に合った企業があればどしどし参加してくださることを希望しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 山本議員、再質問。 山本議員。 ◆8番(山本宏治君) 先ほど町内3カ所ということでございますが、まきばの館の地域と西地区、私が今言っております旭のさくらグラウンドのところは、西の場所よりかなり高く、町長が言われた西向きだと言われるんですけど、やり方によっては全く東向きで設置できるんじゃないかと、私は思っております。 それで、昔から旭地域は水力発電で県のほうからも補助をいただいておるように、発電能力は昔からあったところなんで、あす3カ所案内するということでございますが、さくらグラウンドもきれいなところなんで、ぜひ時間があれば行っていただきたいなあと思っております。 旭支所の支所長がきょうおられますが、さくらグラウンドのへりのそういった環境につきまして、ちょっとメガソーラーが私はしてほしいんですけど、できなんだらあの辺もうちょっとそういうCO2削減にますます力入れていただきたいと思うんですが、ちょっとその辺の感想を伺えれればと思います。 ○議長(三船勝之君) 池上支所長、現地をよく知っとられるんですか。 ほんなら、ちょっとよう説明してください。 ◎旭総合支所長(池上康夫君) 失礼します。 山本議員さんが大変気を使っていただきましてご質問いただきましてありがとうございます。 実は、私、メガソーラー等について知識を持っておりませんし、専門的な分野は先ほど担当課長も答弁しましたし、総体的なことは町長のほうで答弁されましたので、私は少し私なりの考え方といいますか、そういったものができるんであれば地域の特徴といいますか、旭らしさのようなものがあったらいんではないかなあという気がします。先ほど言われましたように、旭地域はダムがありまして、岡山県では旭川ダムというのは2番目に大きいんですかね、そういうふうに聞いておりますし、そういったダムもあるし、それからまた新しくそういったものができてくるというのは、旭らしさにつながるというふうにも思いますし、例えば太陽光を集めるところのガラスに色をつけておいて、年じゅう色が変わるとか、効率が悪くなるというふうなものもあるかもしれませんが、そういうふうな一つのらしさが出たらいいなというふうに思いますし、もう一つはCO2の削減とか、環境の最先端ですから学校の子供たちにもそういったものも目で見ることもできますし、それからもう一つ期待するのは、旭地域は雇用の場が少ないです。そういうことで、そういったものを活用して、雇用の場とあわせてできたらいいのではないかなあというふうに思います。恐らくお答えにならないんで、申しわけないと思いますけど、今のところそういったことです。よろしくお願いします。 ○議長(三船勝之君) 山本議員。 ◆8番(山本宏治君) 2つの通告は、地元のようなことばっかりで大変申しわけございませなんだが、特産品づくりと環境問題ということにつきましては、町長も新エネルギービジョンというものを策定されとる以上、やはりそうした目に見えることをやっていただきたい、そして地産地消ということも力を入れていただきたいと思うんです。 これで質問を終わります。 ○議長(三船勝之君) ご苦労さまでした。 以上で8番山本議員の質問を終了します。 ただいまから午後2時25分まで休憩します。(午後2時12分) ○議長(三船勝之君) それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。(午後2時25分) ただいまの出席議員は16名です。 一般質問を継続します。 なお、きょう9番目の江原議員まで一般質問を済ませたいというふうに思っておりますので、質問なり答弁なり簡潔にお願いを申し上げておきます。 それでは、11番松島議員の質問に入ります。 11番松島議員。 ◆11番(松島啓君) 11番松島でございます。 議長のほうにお許しいただきましたので、通告に従いまして質問もいたしますし、また簡潔に質問のほうもいたしますので、よろしくお願いいたします。 今定例会では、大きく分けまして3つの通告をさせていただいております。1つ目と2つ目はつながってくるところもあるかとは思いますが、よろしくお願いをいたします。 まず、1つ目の質問でございますが、人づくり、地域づくり、健康づくりの具体策についてということで、これは山陽新聞の新春のインタビューにおかれまして、定本町長のほうが細かく抱負というか、答えられておりました中に、人づくり、地域づくり、健康づくりという柱というか、まちづくりを推進したいというふうに言われておられました。大変よい言葉でもありますし、響きもよく、町民の方も期待されておると思うわけでございます。その具体策を伺いたいというふうに思います。 また、その中で特に高齢者の方が老後を安心して楽しく過ごせるように、健康づくり、また生きがいづくりの支援がさらに必要ではないかというふうに思うところであります。町としての支援策を伺いたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 それじゃあ、定本カラーを出してください。 ◎町長(定本一友君) それでは、松島議員のご質問でございます。 人づくり、地域づくり、健康づくりの具体策を述べよと。その中でも、地域づくりと健康づくりに対しては、健康づくりですか、生きがいと健康づくりを具体的に述べてみよということでございます。ただ、生きがいにつきましては、老人クラブの連合会の皆様方が大変活躍をいただいておるところでございます。健康づくり講演会やグラウンドゴルフとか、そういう面におきまして、生きがいを持って活動をしていただいておりますし、また生涯教育と連携をとっていただきまして、健康づくりの講座の開催なんかをしていただいておるところでございます。昨年、104歳の昇地三郎先生の講演を開催していただきまして、皆さんですが、その講演を聞きながら元気をもらったというところでございます。 また、健康づくりにつきましては、特定健診につきまして40歳以上を国保の場合でございますけれども、美咲町では無料にしておるということで、特定健診を受けていただければと、健康を目的に受けていただければと、このように思っておりますし、きのう申し上げましたように、40歳から60歳の方々におきましては、5歳刻みに大腸がん検診も受けていただくということで無料にしておるというようなことでございます。 また、3地区にこれで農産物の販売所ができるわけでございます。柵原、中央、旭とできるわけでございまして、その販売所に農産物を出荷していただきまして、その出荷してそれを販売する喜びというものを味わっていただきまして、生きがいにつなげていっていただければと、このように思っておるところでございます。 また、人づくりにつきましては、国民文化祭が去年10月に美咲町で行われまして、11月には県全体で終了したわけでございますけれども、その国民文化祭におきまして、地域の文化とか、そして歴史等をそれぞれ町内外の方々にお示しをしたいい機会であったと、このように思いますし、出展するに対しまして皆様方いろいろご勉強されながらそれに出展をしていったということで、皆様方におかれましても、やっぱりそれぞれ気持ちも高揚しておりますし、教養も上昇したというように考えておるところでございまして、これを将来もつなげていっていただきたいと、ここで終わるんではなくって、その機運の盛り上がりというものを次の来年も再来年もそういうことにつなげていっていただければと、このように思っておるところでございます。 生きがいづくりにつきましては、シルバー人材センターの質問も出ましたけれども、シルバー人材センターを使いながら、お年寄りが働きながら生きがいを見つけていくという、これも一つの大きな材料になってくると思いますので、このシルバー人材センターにつきましても、活動をこれからも支援をしていきたいと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 松島議員、再質問。 ◆11番(松島啓君) 町長のほうから答弁いただきまして、人づくりのほうは昨年の国文祭ですか、特にそれをやり遂げるためにそれまでの勉強というか経過が一番大切なんだという、今お話もあったとおりで、特に美咲町の場合、地域が3つに分かれております。その中でも歴史文化も違っておりますので、そういった昔からの歴史文化を継承していくという意味でも、特に先輩方、高齢者の方がまずリードしていただくのが一番じゃないかというふうに思います。そういう意味で、人づくりに関しても、これが生きがいづくりにもつながってくるとは思いますが、特に高齢者の方、生きがいという意味ではいろいろと町のほうも、先ほど言われましたスポーツの分野、グラウンドゴルフですか、そういった部分もありますし、いろいろと生涯学習、社会学習というような形で取り組みのほうはされているところでございますが、特にやはり積極的に社会に参加する機会というのをふやしていくというのが一番大切ではないかというふうに思います。 先ほど104歳の方が昨年ですか、講演のほうされたということで、この方は今もお元気で、海外でも講演をされとるというような形でも言われております。そのくらい有名な方で、やはりそういった方に勇気をもらうというか、そういった経験談を聞きながらというのも大変大切にもなってくるわけですが、そういった意味でも町としてもさらにさらに支援をしていただきたいというふうに思います。 生きがいづくり、そしてまた健康づくりという部分では、特に23年度、来年度予算、大腸がん検診というような形で検診のほうを助成をされるというような形でございますが、これに73万円ですか、予算計上されております。特に、食生活というのがもう欧米化してるということで、今、胃がん、肺がん、その次に大腸がんですが、ただこれ将来的には大腸がんが一番ふえるんじゃないかというふうに、国内のほうでも言われているということで、やはりそういった部分で、特に予防医療という部分にやはり力を入れていかれる、それが健康づくりに当然つながってくるということでございますので、そういう部分、そういった施策を打ち出していただいた、これは予算審議、これからするわけですが、大変いいことではないかというふうに思うわけでございます。 我々の世代も、逆に言うと恵まれ過ぎて食生活というのに、全く食というものに困ったことがないんですけど、これ恵まれ過ぎて逆に将来どこまで寿命がというようなことも不安になるというか、私どもとにかくドックであるとか検診というのをとにかく小まめに行くということにもなるかと思いますが、やはり健康というのはそういった部分で平生の生活習慣というか、食生活という意味でも相当気をつけていかなきゃいけないんじゃないかというふうに、そろそろ私も思うようになったようなことでございますが、そういった意味でもそういった検診というものにも力を入れていただけるのは大変ありがたいことじゃないかというふうに思います。美咲町の場合、そういった形で健康づくりであるとか生きがいづくりというものに関してはかなり力を入れていただいているというふうに思っております。 先ほど言いました、またシルバー人材センターというものもしっかりと活用するということで、特に今、町長も前に言われとった人材センターの場合、今、通学路であるとかそういった部分で軽作業というか、特にそういった作業、なれとられる方、高齢者の方もたくさんおられるということで、そういった部分にも雇用確保というか、生きがいづくりも含めて出されておりますが、これからどんどんいろんな形でそういった作業以外の部分で、また福祉の部分であるとか、そういった部分でも高齢者の方にも逆にお力をかしていただかなきゃいけないところもあるかとも思いますので、そういったところをまたお願いをしたいというふうに思います。 そういった形で、町長が新春インタビューで言われた人づくり、地域づくり、健康づくり、そん中で人づくりというのも、広い意味でいえば、そういった町民の方への施策というか、そういった部分の人づくりもあれば、また庁舎内、町の職員の方に関しての人づくりという部分と両方の意味があるんかなあというふうに、私も思ったわけでございますが、そういった部分での職員の方のほうの人づくりという部分で何か考えておられたら、その部分ちょっとお聞かせいただければというふうに思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、失礼します。 人づくりという面におきましては、議員申されましたように、職員の人づくりもそれ大切です。それから、やっぱり町民の方が自分の教養を高めていくと、人生の中で高めていくということも、これはもう大切なことだと、このように思います。人生の中で教養を高めていく中で、やっぱり充実した人生が送れるというようなことで、私は大切なことだと思います。職員の人づくりにつきましては、研修費をかなり多くとっております。そういうことで、職員の人に研修に行っていただきまして、よその空気を吸うてもらわないかんということで、この美咲町だけの中での話ではないということでございまして、もう既に全国一体化されたような一様な感覚を持っておらないと、国家公務員と同じような感覚を持ってやらないと、職員も通じない時代になってきたということでございまして、住民の方ももうかなり利口になっておられます。そういうことで、物事もよく知っておられますんで、そういうことも職員の研修が必要だということで、研修にたびたび行ってもらっておるところでございます。 そういうことで、人づくりについてはそういうことでございますけれども、地域づくりにつきましては、後に協働のまちづくりについてという項目がございますんで、そのときに言わせていただこうかなあと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 松島議員、再々。            (11番松島 啓君「もう質問というよりも」と呼ぶ) それじゃあ、次の質問へ。 ◆11番(松島啓君) 今の町長の答弁ですけど、やはり職員さんもしっかり日々ご努力もされておられますし、またそういった大きな視野で研修のほうもこれからはされていかれるということで、大変いいことだというふうに思います。また、そういった研修の結果を行政に、また地域にどんどんとそういった形で活用していただきたいというふうに思うところであります。 また、高齢者の方で、美咲町はそこまでとは思いますが、今、セルフネグレクトというような形で、自己放任という、本当にひとり暮らしの方、高齢者の方が自分が自分をもう放棄しとるというか、自分をもう放任しているというような形で全国的に把握されとる方だけでもかなりおられるということで、そういった部分、美咲町ではそういったことはないかとは思いますが、そういった部分も頭に入れていただきながら、本当に住みやすい美咲町であることを願いまして、この質問は終わりにいたします。 次の質問に入らせていただきます。 次の質問で、協働のまちづくりについてということで、合併以来進めてきた協働のまちづくりでございます。自治会制度というような形で確立もされ、行政頼りというか、行政依存から、また住民主導、行政でできることと、また地域でできること、住民でできることは住民でというような形で変わりつつある地域も出てきているように感じるところではありますが、やはりその中でも地域の差というのもあるのではないかというふうに思うところであります。そこを町のほうがどのように支援していくかということで、今まで同僚議員も地域に担当職員を配置であるとか、いろいろ質問もしてきたところでございますが、今の現状で今の町のほう、どのようにこれから支援をされていかれるのかということで1つ質問をさせていただきます。 また、これも協働のまちづくりの中で、地域のにぎわいを創出する提案型のまちづくり事業ということで、昨年定本町長になられて初めて新しい新事業として今年度実施をされ、13地区ですか、町内では大きな区という形では13地区の中で公募をされたわけですけど、3地区しか応募がなかったということで、そのうちの2地区が採択をされ、そのうちの大垪和地区とあとは江与味ということで採択をされたわけですが、やはりそういった、これも考え方ですけど、提案型ということで、私は自治組織が自主的にやっていくという意味では、この提案型というのは大変すばらしい事業だなあというふうに、私は感じるところでありますが、この応募に関してなかなかご理解がなかったというふうに、私は、これ説明会もちゃんとされてるようですけど、ご理解がなかったというふうに思うわけであります。そういう意味で、この事業の効果というか、魅力というものをわかりやすくもう一度説明すべきではなかったのかなというふうに思うわけですが、今後これを同じような形でやっていかれるのか、もうこの22年度で一応は終わられるのか、たしかインタビューの中でももう23年度もやっていかれるような形では書いてありましたんで、23年度も継続というんではないかとは思うんですが、その辺の方向性と、あと今後もっと小さなというか、細かな単位で、町内会とか常会の単位であるとか、また年齢層もいろいろありますんで、団体が。いろいろな各種団体などにも対象を広げていくという考えもないのか。金額的なもんは、今まで前回100万円を2地区で50万円ずつというような形であったかと思いますが、私の考えとすれば、金額云々じゃない。もうきっかけだけなんで、そういう部分で広げていかれる考えはないかということで、ちょっと質問をさせていただきます。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 松島議員のご質問でございます。 協働のまちづくりについてでございますけれども、テレビでもやっておりましたように、無縁社会という問題が出てきております。もう全然地域とかかわりのない人がたくさんおられるというようなことでございまして、もう自分一人で生きていくというようなことでございます。人間は、昔から言われていますように、社会的動物ということでございまして、集団生活をするべき人種であるというようなことでございまして、なかなか一人では生きていけないというようなことでございます。そういう意味におきまして、協働のまちづくり事業、私もこれを推進をしてきたところでございます。小学校単位の今13地域におきまして、コミュニティー単位でやっておるわけでございますけれども、確かに議員申されますように、それぞればらつきがございます。それに対しまして、やっぱり積極的なところ、積極的でないところ、それは確かに私もあると思います。しかし、私が思うには、要するに何をするかが目的ではなくって、何かを皆さんでしましょうということが、私は目的だと、このように思います。そういうことで、できることをやっていくということが、私は重要ではないかなあと、このように思っております。そういうことをかんがみまして、やはり団体にはリーダーが要るんだなというのを感じております。そういうことで、リーダー育成をもう一度やり直して、町主導でやり直そうと、このように思っております。そういうことで、皆様方に少し勉強していただきまして、あくまでもできることをやっていくと。一様に皆さん同じようなことをやっていくんではなくって、できることをやっていくというような体制づくりをつくっていただいたらいいんではないかなあと、このように思っておるところでございます。50人委員会の中でもそういう意見もたくさん出ております。そういうことをいろいろ踏まえて研究もさせていただきましたし、お知恵もおかりをしておったところでございます。 また、協働のまちづくり事業でなしに、提案型ということで、これをもうちょっと上手にやれというようなことだと思いますけれども、22年度、初年度におきましては、応募の時期が7月から始めたということで、去年遅かったかなあと、このようなことでございまして、各組織の年度事業計画の時期が過ぎておったということもありまして、結局応募数も少なかったということでございますけれども、平成23年度につきましては、4月から各組織の事業計画に合わせまして代表者に向けまして事業の詳細を説明をさせていただければと、そして賛同を得たいなあと、このように思っております。そういうことで、対象範囲といたしましては、13ある自治区、その自治区を単位としてやっていきたいなあと、区単位ではなくって13単位の区として、これ以上小さく割らないと、これ以上小さく組織化しないというようにしていくほうが、これから老齢化、少子化に向けてはある程度の大きさの組織が要るんではないかなあと、このように思っておるところでございます。 また、各種団体にそういうことも考えたらどうかということでございまして、今、初めてそういうお話をお聞きいたしまして、そういう考え方もあるんだなということを考えさせていただきました。また、これにつきましても考えさせていただこうなあと、このように思っておるところでございますけれども、議員さんにおかれましては、町民運動会ということ、5月1日に町内の若い人が横断的に、柵原、旭、そしてまた中央と、それぞれ若い人が町民運動会をやっていくというようなことでございまして、本当に美咲町活性化のためには、私もこういうことを大いに期待しておりますし、そして我々も後援をしていきたいと、このように思っておるところでございます。そういうところにも視野に入れながら、今後提案型につきましても考えていっていきたいと、このように思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(三船勝之君) 再質問。 松島議員。 ◆11番(松島啓君) 協働のまちづくりにつきましては、もう町長言われたとおり、まちづくりが成功したのは、もうやはりまずリーダーの存在が一番大きいのかなというふうに思います。本年度リーダー育成というのを、また町主導でやっていかれるということで、今までもそういった講座のほうもやってこられたとは思いますが、その辺でまた具体的にどういったもんがやっていかれるんか、ありましたら、後ほど答弁いただきたいというふうに思います。 また、提案型のほうですけど、今、私が住む江与味地区とあと大垪和地区という形で、この地区はどちらかというと、江与味地区というのは、これもう旧村イコール自治区というような形で分けようがないといえば分けようがない1つの地区なんで、まとまりやすい地区なんです。また、大垪和地区というのもある程度まとまりやすい地区で、この地区がそういう意味でまとまりやすくアイデアも出されたものかなあというふうに感じるところであります。 例えば、旭でいいますと、岡田議員がまとめられとる倭文西地区であるとか、あと垪和地区というのはかなり範囲が広い地区なんで、そん中で一つで物事をやられるというのがどうなのかなあというところも1つありますし、これは柵原地区でも中央地区でも同じことが言えるんじゃないかというふうに思いますが、本年度はそういった形で、募集をまず早くされるということなんで、そういった形でまた説明のほうもしっかりとしていただきながら事業効果というのも、これきっかけになればというふうに思います。先ほど言ったように、金額云々ではない、最初のきっかけになり、それがどんどん進んでいけばいいものではないかというふうにも思いますし、今年度、今、事業をしている2地区につきましても、今年度で終わるんじゃなく、これからはそういった補助金に頼るんではなく、それをきっかけにしてさらに来年度、再来年度というふうに、これは進めていかなきゃあいけない、それだけの責任もあるんじゃないかというふうにも思うところでありますんで、その辺がうまくいくようにお願いのほうもしたいというふうに思います。 また、私のこれはずっとの考えで、先ほども言いました、各種団体ということで、結局大きな自治区からの中にまた各種団体とでも入ってくるものもありますし、また全く別の団体というのがあります。ただ、これをするためにその団体をつくるんじゃあ全く意味がないんで、今まで活動されとる団体の中でさらに新しい発想であるとかアイデアでといったものがあれば、そういったものにも気持ちでもいいんで、そういった助成ができるような形になればという思いで提案をさせていただいたということであります。 そういった形でちょっと話が前後しますが、協働のまちづくりということでは、先ほどのリーダー育成とあとはまた職員さんからもいろんなアイデアを逆に地域に提案していただきたいというところも、私思うところでありますので、そのあたりでちょっと具体的に特にリーダー育成に関して町長のほうからありましたらお願いしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 先ほど舌足らずになったわけでございますけれども、職員が手伝わないというわけではないんです。職員もそれぞれ地元に帰りましたら地元の住民でありますんで、そういうことで地元に帰りました職員にやってもらうということは、ごく当たり前の自然なことでございます。そういうことで、職員もやってもらうけど、役場の職員としてではなく、もう住民としてやってもらうというような形になるかもと思います。 また、リーダー研修につきましてのそのメニュー、メニューがどういうものがあるんかということでございますけれども、私はまず今までの検証をしていくと、今まであったことにつきまして検証をして、それから次がやはり先進地の視察とか事例を研究していくと。こっからが一歩ではないかなと、このように思っております。そういうことで、それを持ち帰りまして、自分ところでやれることをやっていくということが大事なんではないかな。そう深く考えることでは、私はないと思ってます。 ○議長(三船勝之君) 再々、ありますか。            (11番松島 啓君「再々は」と呼ぶ) もうよろしいですか。            (11番松島 啓君「よろしいです」と呼ぶ) それじゃあ、次の質問へ行ってください。 ◆11番(松島啓君) それでは、最後の質問に入らせていただきます。 消防機具庫の跡地利用及び建設計画についてということでございます。 これ合併以来、町の消防団のほうが活動しやすいようにという形で機構の改革の話が進められてきたわけでございます。私も一応現役の消防団員ということで、また消防委員という立場から、委員会のほうにも出席をしたわけでございますが、特に分団及び部の統廃合に関しましては、幹部会等でずっと意見のほうも述べさせていただいた経緯がございます。その中で、すべてが希望どおりというわけではないですが、ある程度は団員の思いであるとか、要望というのは反映した今回機構改革、分団、部の統廃合になったのではないかというふうに、私も評価をしているところであります。これは本年4月1日から新しい機構に変わるということで、今まで1本部13分団、中央が4分団、旭4分団、柵原5分団ですが、これが1機能分団1本部、今度は6分団というような形で、13分団あったものが6分団という分団は6つになるということでございます。また、部のほうですが、中央が10部、旭が16部、柵原が9部あったものがこの4月1日から中央はそのまま10部、柵原は9部から逆に10部にふえました。あと旭地区は16部から10部にという形で機構のほうが変わったわけでございますが、その中で統廃合になった部等で廃部になった特に消防機具庫、これが跡地利用であるとか、あとまた今後の維持管理に関しての町としての考え方をひとつ伺いたいというふうに思います。 また、地域からも要望など出ているんではないかというふうにも思いますが、跡地に関して防災に関してのもの、防災センターであるとか、あと自主防災組織、また地域の活性化の拠点施設になるようなものに、地域のために有効活用できるようなもの、そういうものにできないかというような、私も考えがありますので、いかがなものかというふうに思うわけでございます。 さらに、統合したことによって逆に人数がふえて手狭になった機具庫、また老朽化などで今後建てかえが必要な機具庫に関しての今後の建設計画ということで、平成23年度は1カ所建てかえという形で、これお聞きはきのうの町長の所信表明の中にもございました。予算のほうも計上されておるようでございますが、また過疎計画にも前回見せていただいたものにも載っておりました。そういった部分で、また今後の考え方もお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 松島議員の3番目のご質問でございます。 消防機具庫の跡地利用及び建設計画についてでございます。 消防団の機構改革をやっていただきました。ほとんどが旭地区ということになるわけでございますけれども、全体では14分団37部から、本部を入れまして8分団32部に編成がえがしたわけでございます。これに伴いまして、不要になりました消防機庫とかが出てきてまいります。これをどうするのかということでございます。どうするのかでございますけれども、特に旭地区が部が減ったということでございまして、民有地に建っておるもの、それからまた役場の所有地、公地に建っておるものと分かれるわけでございますけれども、民有地に建っておるものにつきましては、地元の人との話し合いもしていただければいいわけでございまして、これも払い下げさせていただこうと、このように思っております。また、町有地に建っているものにつきましても、地元に払い下げて地元の自主的な消防組織等に使っていただければ一番いいんですけれども、ほかの用途に使っていただいても払い下げさせていただこうと、このように思っておるところでございます。旭の場合は16部が10部になったということでございまして、6部減ったということでございまして、それに伴いまして消防機庫が6つ要らなくなったというようなことでございまして、地元の人が使えれば使っていただきたいと。しかしながら、すべて老朽化しておるということでございまして、資産価値が余りないなというところはひとつ案じられるところでございます。 また、柵原地区におきましては、南和気の、消防分団が多いということで2つに分けさせていただくということでございまして、柵原地区には今まで5分団9部でございましたけれども、2分団10部にするというようなことにさせていただこうと、このように思っておるところでございました。 そしてまた、今お話しございましたように、本年度予算にも計上しておりますし、けさの下山議員の一般質問の中にもございましたように、消防機庫を1カ所新設を計画させていただきたいなあと、このように思っておるところでございます。そういうことで、場所といたしましては、大戸下を思っておるところでございまして、大戸下の分団の方は周佐の方も入っておられるということで、かなり広範囲におられるということで、今の消防機庫ではかなり手狭かなというように思って、あそこを建てかえさせていただければと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再質問。 松島議員。 ◆11番(松島啓君) いろいろと跡地に関して要望も出たり、これからまた要望も出てくるかと思います。そういった部分で、また利便性であるとか、また今、団員がふえる方向であればいいんですが、どうしても人口減もあればどうしても若い世代が少なくなったということで団員が減少しているというような状態もございます。その分、女性団員が少しふえてきているということで、その辺はいい傾向なのかなあとも思うわけですが、ただ本当に全体の数としてはどんどんと減っているということなので、その辺の様子も見られながら、それは当然機庫の建てかえ等、そういった部分はしていかなきゃいけないのかなというふうに思いますが、今回の機構改革に関しましても、しっかりと幹部会等でも話をしていきながら進めていった、また将来的な部分も考えながらしていき、ある程度納得する部分での機構改革じゃなかったのかというふうに、私は思っておりますので、そういう部分でこれから建てかえの必要なところというのは順次お願いしたいというふうにも思います。 また、跡地のほうの利用ということで、いろいろアイデアも、今、出されておったりもしますが、ただやはり維持管理というのがなかなか、その部分がネックになってくるということで、地域で消防とは関係ないことでも使っていきたいんだというような形もありますが、そのあたりも地域の活性化、まちづくりの一つとしてそういった部分でも行政である程度応援できるところはお願いができればというふうに思いますので、その辺もまた今後要望に関しても、また要望も出てくると思いますけれども、ご検討もいただきたいというふうに思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) それは、松島議員が申されるとおりでございまして、まだ要望は出ておりませんけれども、かなり旭地区には統合するということで抵抗もあったというようなこともお聞きしておりますので、地元に消防関係ばかりでなくってほかのことに使われる場合でも柔軟に対応して、地元の方々が自由に使っていただけるというような方向づけはしたいと、このように思っております。また、要望が出ましたら、それに対して一つ一つ回答していきたいと、かように思います。 ○議長(三船勝之君) それじゃ、以上で。 ◆11番(松島啓君) 以上で私の一般質問を終わりにいたします。 ○議長(三船勝之君) 以上で11番松島議員の質問を終了します。 次に、1番金谷議員の質問に行きます。 1番金谷議員。 ◆1番(金谷高子君) 1番金谷高子でございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質問に入らせていただきます。 今回は、大きな問題を3点質問させていただきます。 まず最初に、不育治療への公費の助成はできないかということであります。 美咲町は、子育て支援が県下でも随分進んできている、このように思っております。また、県外からも美咲町の子育て支援が進んでいるからということで視察にも何回か来ていらっしゃるんじゃないかなと、このようにお聞きしているところであります。そうした中で、今回も23年度の補正予算の中に、予防接種ということで子宮頸がんのワクチンと、またHibワクチンの予算が計上されております。この中で、4日の山陽新聞の中にも、また昨日のテレビの放映、けさもありましたけれども、HibワクチンとPCBのワクチンを打って5歳の男の子が亡くなったという報道も聞いております。せっかく子供たちの命を守る、このワクチンがこのような結果になってしまったことを、本当に残念に思っているところであります。また、厚労省もけさでしたか、少し見合わせていくと、このように見解を出しておりますけれども、この一般質問の回答の中には、私もしておりませんけれども、急遽の事態でありますので、美咲町の対応としてどのように考えていらっしゃるのか、この不育治療にあわせて少しご答弁をいただければありがたいかなと、このように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 この不育治療というのは、なかなかまだ皆様方に認識されていないのが今現状ではないでしょうか。不妊治療というのは、コウノトリ事業も予算の中にもありますけれども、これは不妊治療です。赤ちゃんができない人が不妊なんです。不育治療というのは、大体16人に1人の人が不育症にかかったことがあるんではないかということです。40%の女性が生涯に流産を経験していますが、妊娠しても流産や死産を繰り返してしまう病気のことを不育症と言います。厚生労働省の研究班によると、この実態調査の結果では、16人に1人の割合で不育症の人がいるということがわかっています。一般に、2年間避妊せずに夫婦生活を送っても妊娠しないのが不妊症と言われております。昨日もテレビで不妊症のことをおっしゃっておりましたけれども、1年たってもできないのは、もう不妊症ではないかな、このように認めていけばいいんじゃないかなというようなこともテレビでもおっしゃっておりました。この不妊症に比べて不育症の認知度は低く、病院やまた産婦人科医も少ないのが実情であるということであります。不育症の原因には、子宮の奇形、子宮頸がんの無力症などの子宮の形態の異常が関係していることもあれば、血液凝固障害や膠原病などの全身の疾患が関係していることもあると言われております。子供が欲しいが不育症治療の多くが保険適用外のために、数十万円から100万円くらいの治療がかかることにより、不安を抱えてなかなか治療ができないということであります。 これは、名古屋の市立大学の杉浦教授がこのようにおっしゃっております。「流産をされた方の中には、不育症のことを知らない方も多くいるのではないでしょうか。不育症は、聞きなれない病気だが、決して珍しい病気ではない」と、このようにも言われております。「不育症の原因の人それぞれですが、適正な検査と治療によって85%の患者が無事に出産までにたどり着くことができる」と、このように言われております。美咲町にもそのようなことで悩んでいらっしゃる方、本当に流産を何回も何回もするけれども、妊娠はするけれども、流産してあきらめてしまっている人も、今までもたくさんいらっしゃるのじゃないでしょうか。このような適正な検査と治療で無事に出産できるのであれば、公費助成がぜひ必要ではないかな、このように思っておりますし、また不育症というこのことをしっかり認知していかなければいけないんじゃないかな、このように思っております。 そこで、公費の助成ができないかということと、不育症の認知の徹底をどのようにされていくか、そしてコウノトリ事業の不妊治療の方が22年度、本年度に何人ぐらいらっしゃったのかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 村島健康増進課長。 ◎健康増進課長村島眞由美君) 金谷議員の不育症についてのご質問にお答えしたいと思います。 先ほど金谷議員が質問の中で、不育症についてかなり詳しくご説明いただいたんですけども、私のほうとしても少し説明させていただきたいと思います。 先ほど説明された中にもありましたけども、不育症とは妊娠しても流産や早産、死産を繰り返す病気と言われております。原因は、お母さんの免疫細胞が赤ちゃんを攻撃する免疫異常とか、抗コリン脂質抗体症候群とか、あるいは血液が固まりやすくて胎盤の周りに血栓ができてしまう血栓凝固異常とか子宮の形の異常、あるいはホルモンの異常、それから赤ちゃん自身の染色体の異常等があるようです。しかし、流産自体は、先ほど厚労省の報告の数字も出されたんですけども、実際に15%ぐらいの頻度で起こると言われておりまして、1回流産してもそれが即異常というわけではありません。しかし、最近は流産が2回続いたら念のためにこういう不育症の治療を受けましょうということで進められるようにもなっております。検査の中には、子宮の形態異常の検査とか、ホルモンの検査とか、染色体の検査とか、いろいろな検査がありますけども、指摘のように保険で認められているものと、あるいは認められていない自費のものとがあり、かなり高額になっているということも聞いております。 この不育症のPRなんですけども、実は岡山県が不妊専門相談センターというのを岡大の中に立ち上げています。ここで「不妊・不育とこころの相談」ということで、電話相談をしております。あるいは面接での相談もありますので、町としてはこのチラシを支所ももちろんですが、保健センターのほうにも置かせていただいて、妊婦さんの目の届くところに置かせてもらっているという状況です。 この相談センターのほうに私のほうからも連絡させてもらって、美咲町と告げて22年度に相談した人はいらっしゃらないかということでお聞きしましたけど、美咲町の名前を出して相談された人はゼロということでした。しかし、県北でということで、住所を余り明確にしない人も中にいらっしゃったので、ひょっとしたらあるのかなということです。この相談センターには、月に20件から40件の相談があるということで、できるだけ流産を繰り返す人の中で仕方ないかなと思っている人が、こういう病気があって子供が授からないということもあるので、積極的にまずは相談をしてもらったらということで言われておりました。検査も10万円から15万円ぐらいかかるでしょうというようなことです。というのがご質問の1番目のお答えです。 それから、コウノトリ事業につきましては、平成22年度は申請者が3人ありまして、金額的には62万円の執行をしております。 続きまして、質問の最初に話されました小児肺炎球菌とHibワクチンへの対応の件ですが、3月4日に4人の死亡報告があったということで、5日の朝に保健所のほうからも連絡がありまして、その時点で県のほうは県の医師会のほうに情報を流されておりまして、県のほうからも郡の医師会長のほうにも連絡が行っておりました。医師会のほうから各医師会のほうに連絡が流していただけたということと、それから町としましても、町内の医療機関に電話ではありましたけども、こういう情報が流れているのでご協力をということで連絡通知をしております。Hibワクチンと肺炎球菌につきましても、予算化はしておりますけども、現状では因果関係がはっきりしないということで、昨夜も厚労省の委員会があったというふうに報道されておりますけども、もう少し一時見合わせの状況が続くというふうに思っております。こういうワクチンは予約制ですので、各医療機関のほうから問い合わせがあれば答えていただけるということで協力をお願いしております。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 金谷議員、再質問。 はい。 ◆1番(金谷高子君) 今、Hibワクチンのほうは、本当にこれでお聞きしましたので、安心いたしました。 不育治療のほうの公費助成ということで、今は増進課の課長さんからは詳しくはご説明はいただきました。それで、検査には10万円から15万円かかるということでありますけれども、公費助成を、町長、どのようにお考えになっておられるのか。これ真庭では、全国初もう昨年10月から始まっておるということです。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 公費助成はということでございます。 まことに申しわけないんですけど、私も不勉強でございまして、このことを知ったのが金谷議員の一般質問が出てからというようなことでございまして、それから担当課長に話を聞いたようなことでございます。電話の相談は、美咲町としてはなかったということでございますけれども、将来にわたってこれが、どういう、人数もふえてくるという可能性もありますんで、早急に結論を出していくということで、今回は答弁とさせていただきたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 金谷議員、再々質問。 はい。 ◆1番(金谷高子君) 献身的なお言葉をいただけましたので、大きく期待をしていきたいなあと思います。 ここで、出生率がこの17年からのをずっととっているんですけれども、17年には97人、18、19には124人と118人の赤ちゃんができている。その後は、もう90台がほとんど出産をされてるということでございます。ということは、減ってないということは、子育て支援がしっかりできているから子供も本当に産んでいきたいなというような思いがあるのかなあと、この表を見て思っているわけであります。そうした中で、また不育治療、数はたくさんないかと思います。でも、その中で一人でもそのような思いをされている方に赤ちゃんができれば、野田聖子さんも50歳になっても赤ちゃんが欲しい、このような思いであの勇気ある50歳で出産されましたけれども、そのような思いで子供を授かるというのは、それほどの思いがあると思いますので、ぜひお願いしたいなと思います。 以上でこの1番目を終わらせていただきます。 第2番目ですけれども、先ほども松島議員がおっしゃっておりました。この新春の町長のインタビューの中から、観光に力を入れていきたいということで、これは先般も言われてましたね、本当に連携をとりながら観光バスに来ていただいて、美咲町を本当にめぐっていただきたいというような思いの中で、それを考えていらっしゃるかと思うんですけど、そこのところを少しお尋ねしたいなと思います。 まず、観光振興について、町内の観光施設を線で結んで観光客を滞留させたいとの考えでおられると思います。また、本当に地域の特性を生かして観光産業の振興は経済の活性化にも向けた重要な政策の課題ではないかと、このように思ってます。今、少子・高齢化や人口減少が進む中で、地域を訪れる交流の人口の増加と観光の振興を起爆剤にして、地域に元気を取り戻したいと、このように思ってます。今、本当に美咲町でもたまごかけごはんがまだいまだに行列をしてるときがあると、このように言われております。そして、この観光で来た方々に、たまごは、これは岸田吟香さんのいろんな説明というのは、あそこにはしておられますけれども、そこでとまってしまうんではなく、そこからその資料館に行かれるとか、そういうようなもう少し来られた方に夢を与えるような観光の振興をしていったらどうかと思いますけれども、町長はどのように考えていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 金谷議員のご質問でございます。 観光振興について、町内の観光施設を線で結び、観光客を滞留させたいとの考えであるが、観光客を受け入れる体制の整備はどうかということでございます。 まず第1点に、先ほど申しました県の緊急雇用で1人雇うというんとは別に、また緊急雇用で1名を雇用しまして、観光資源の調査をしてもらうという人を1人ここで受け入れるということに、今しておるところでございます。そういうことで、幸せのイメージである黄色を基盤といたしまして、「幸福物語」と名づけまして、町内に点在する観光地を黄色い幸せで線で結ぶという観光プランを、今、展開中でございます。町内には、黄ニラやそれから菜の花やそれから稲穂等の多くの黄色をイメージする幸福のイメージがあるわけでございますけれども、また「幸福定食」と名づけたたまごかけごはんが誕生してから一気に美咲の「幸福物語」と名づけるようなことができたということでございまして、第1章といたしましては、たまごかけごはんということで、町の文化や歴史をそこで抱腹していくということで、隣に「幸福物語」を立てたということでございまして、第2章といたしましては、幸福のれんがを活用した幸せなまちづくりということでございます。それからまた、第3章といたしましては、昨年のたまごまつり等で皆様方にお見せいたしました幸福の黄色いハンカチプロジェクト、ハンカチアートを皆さんに黄色をイメージさせたところでございます。そういう一つのストーリーを黄色というストーリーで線で結んでいるところでございますけれども、それに合わせまして岡山県から活性化のために事業としています補助金といたしまして600万円ですかね、いただきましたので、これを幸福のれんがでオブジェをつくっていこうということで、たまごかけごはんの隣の幸福広場の前あたりの公園に幸福のれんがでのオブジェをつくろうということにしておるところでございます。 また、日本旅行者を初めとする大手の旅行社が美咲町をめぐるツアーの商品を何度かやっていただいております。5月から6月にかけては、6日間大阪からたまごかけごはんと大垪和西の棚田、柵原鉱山資料館とか、片上鉄道をめぐる旅を募集をかけていただいておりますし、また秋の10月にも県北を回るツワーの中で、美咲町におきましては紅そば亭で食事をしたり棚田を見学したり鉱山資料館をめぐるというような、1つの旅行者がツアーを組んでくださっておるということでございます。また、ことしに入りましてからでは、大阪からのお客さんでございますけれども、美作三湯で1泊するツアー、食をテーマにしとるわけでございますけれども、これに津山ホルモンうどん、ひるぜん焼そばと、それからたまごかけごはん、それから柵原鉱山資料館のコースも入れていただきまして、8回ツアーが美咲町に入っていただきまして、約280人の方が美咲町をめぐっていただいたというようなことでございまして、徐々にではございますけれども、美咲をめぐるツアーもできてきまして、観光客も来ておる状態でございます。この観光客を絶やさないように、我々はしていくのが務めではないかと思いますので、地道ではございますけれども、徐々にはそういう線で結びながら観光客を呼んでいきたいと、かように思っております。そういうことでございます。 ○議長(三船勝之君) 金谷議員。 ◆1番(金谷高子君) 今、町長がおっしゃったように、観光バスが8回美咲町に来られて鉱山資料館から棚田から回られるということであります。そこに、1つ思うのが、例えば鉱山資料館に来られたとき、それガイドはどなたがされるんですか。棚田に来られたときには、どなたが説明を、棚田のこと、やはりこれは地元の人じゃないと細かくの説明はできないと思います。よその地域に行っても地域の方がボランティアとして来られた観光客の方に説明をしながら、楽しんで帰っていただく、こういうようなこともありますけれども、その辺はどのように考えていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) そういうツアーが来たときには、1人職員がついておくと、そしてまた棚田についても、説明や、それからほとんどが鉱山資料館についての説明ですけども、そこで説明をしておるということでございます。 ○議長(三船勝之君) 金谷議員、2番目もちょっと行ってください、2番目の分も。            (1番金谷高子君「2番目ですか」と呼ぶ) 国のモデル事業の分を、1つ。            (1番金谷高子君「いや、ちょっとこれ先ちょっと」と呼ぶ) そしたら、3回やってしもうてこの項目済んでしまう。            (1番金谷高子君「ああ、そうなりますか。ほんならちょっとやめます。そうなったら困る、次がたくさんあるんです。そしたら……」と呼ぶ) 2番を行ってまた……。 ◆1番(金谷高子君) ああああ、そうですか。はい、それじゃあ、次はそしたら2番に行きます。 2番は、生活福祉施策について、国のモデル事業として、安心生活創造事業・サポート福祉の事業の取り組みから2年がたっております。地域への対応をどう考えておられるのか。また、モデル事業も23年度でこの事業は終わると思いますけれども、その後継続は考えていらっしゃるかということをお尋ねしたいと思います。 この安心生活創造事業の、ここにされた結果が出ております。この事業というのは、国が岡山県でも県下でも美咲町が手を挙げてこのサポート福祉の事業を展開してきているということです。この事業について、どういうことでしているのかというのは、悲惨な孤立死とか虐待などを一例も発生させない地域づくりをしていくということであるということであります。その3つの原則に基づいて取り組みをしていっていらっしゃいます。その第1の原則は、基盤支援を必要とする人々とのそのニーズを把握すること、原則2は基盤支援を必要とする人が漏れなくカバーされる体制をつくる、原則3としては、この事業を支える安定的な地域の自主財源の確保に取り組むという、こういう原則の中には、また細かく書いておられますけれども、対象者としては65歳以上のひとり暮らしの方に対面、会って民生委員さんたちが調査してくださっている、そして1,220人の方がいらっしゃるということであります。この事業は、22年3月26日までずうっとあって、サポーターの方が110人ほどいらっしゃるということです。サポーターの方はたくさんいらっしゃいます。いざこれから出動するわけですね、サポートさんは。いろんなところから依頼があったらここの電球を変えてほしい、ちょっと買い物に行ってほしいというときには、もう百何人のサポートさんがいらっしゃるんですから、ぱあっといつでもどこでも出れるような状態にはなっている。でも、受けるほうとしては、全くわからない、どこに連絡していいのかもわからない。全部私が近くの地域を回っておりました。そしたら、「金谷さん、電球を変えてもらいたいんじゃけど、あの事業はもう終わったんですかねえ」、このようにお尋ねされました。「いえいえ、それはまだですよ。どうしたんですか」と聞くと、「いやあ、連絡しようにもどこに連絡していいのかわからんし、困っておるんです」というようなお話がありました。ですから、本当にまだ地域に徹底して、このすばらしい事業が地域におりていってない、これが事実じゃないでしょうか。 そして、これは山陽新聞です。これは旭の方であります、79歳の方です。この方は、自宅からバス乗り場まで行くまでに300メートル、20年前に患った脳梗塞の後遺症で左半身の自由がきかない、1週間に1回西川に出ていくのが楽しみで、その1週間に1回出ていくときに、半身の患った半身に袋を持ちながら300メートルを歩いてバス乗り場まで行く。「若いときは何ともなかったけれど、本当になれた道でもやっぱりしんどい」と、このように言われております。この方は、「週に1回西川に行くだけではなく、診療所に行くだけでなく、皆さんに会うことが本当に楽しみなんです。バスに乗る日を考えると、胸がわくわくする」、このように書いておられます。でも、この方ももしバスがなくなかったらと考えるときがないわけではない。このような寂しい心でいらっしゃる方が、この方だけではないと思います。でも、本当にご高齢で足も交通機関もない、自分1人でしなきゃあならない、本当に粘り強くこのように耐えていらっしゃる方々に、本当にこの福祉事業というのは、今、出るときじゃないでしょうか。こうしてたくさんの方が待っていらっしゃると思います。でも、本当にお年寄りは謙虚なんです。「いいんです。私はできるんです。なるべく人にお世話をかけないように自分一人でやっていこう」、こういう本当にけなげな考えを持っていらっしゃる方、この方々を本当にこの地域サポートで、こんな本当にすばらしい事業があるので、このお一人お一人の皆さんを助けていっていただきたいなあと、このようにこの新聞を読んだときに涙しながら読みました。本当にこれほどいい事業があるのにもかかわらず、まだ地元におりてない、本当に一日でも早くこの事業が地元におりていって、このように一人一人の困っている皆さん方を助けていっていただきたい、このように思っておりますけれども、この状況というのを、もし稼働されているとは思いますけれども、今の状況はどのような状況なのか、お尋ねしたいと思います。
    ○議長(三船勝之君) 村島課長のほうばあ見られた、こっちがええですな。 それじゃあ、村島健康増進課長。 ◎健康増進課長村島眞由美君) 金谷議員の安心生活創造事業のサポート福祉の取り組み状況についてご説明させていただきます。 この事業は、平成21年、22年と2年取り組んできております。最初、民生委員さんに協力いただいて680名の方から生活の困り事等を聞かせていただきました。その中で困り事があると答えた人が半数の約382人いらっしゃいました。その中で、特にどんなことでしょうかという問いに買い物と答えた人が263人、それから洗濯、特に大きいものを干すとき、あるいは取り込むときが大変が168人、掃除が147人、電球交換が134人、布団干しが133人というふうに、複数回答ありましたけども、本当に生活の中のちょっとした困り事が大変だというご意見がありました。それで、サポート福祉の中で、まずはサポートに見守り等、それからちょっとした困り事に動いていただけるサポーターを養成して、22年度で3期が終了しました。そのうち20時間の養成講座を受けていただくんですけども、141人が受講されて、完全に20時間を終了された方が110人ということです。 その方の活動なんですけども、現実には地域差がありまして、すべての地域にサポーターの方がおられるわけではありませんので、今後ともサポーターの養成講座は継続していこうというふうに思っております。ただし、サポーターが養成されているにもかかわらず、その状況が高齢者の方の耳に届いてないという現実もあることは否めないと思いますので、実はここに先日2月に役員会をして承認いただいたんですけども、サポート福祉のこんなチラシをこれから印刷かけるんですけども、用意して該当のある方にはお配りすると。それから、4月広報に予定しているんですけども、この2年間の取り組み状況についても住民の方にお知らせするということで段取りをしているところです。 それからもう一点は、民生委員さんが改選になりましたので、この調査をしていただいた民生委員さんとは交代された地域もありますので、昨夜も旭で民生委員会がありまして、このサポート福祉のお話をさせていただきましたけども、3地域の民生委員会に出させていただいて、民生委員さんが歩かれるときにこういう事業があるということを伝えていただくという、そういうことをお願いもしております。 それからもう一点は、愛育委員さんにお願いして配布、回収になる予定にはなっておりますけども、介護保険計画の基礎調査のほうで、日常生活圏域のニーズ調査というのをこの3月から4月にかけて実施します。その中でいろいろな生活の困難な方が抽出されていくと思いますので、そういう方に対してこういう事業を紹介していくということも計画的にやっていきたいと思っております。 それからもう一点は、この財源なんですけども、国のモデル事業の中でも第4のポケットという表現でありましたけども、従来の行政からの補助金があったりとか、利用者だけのお金というよりも、もう少し住民全体がこの事業を理解して支援していくという意識を醸成するためにも、会費とかあるいはこういうサポートグッズを販売したりとか、いろんなアイデアを出しましょうということを国のほうからも求められております。美咲町の場合は、今後賛助会員とか、あるいは利用者も会員になるとか、特別会員としてもっと大口で協力していただくとかっということで、住民全体でこういうシステムを支えるという、そういうこともやっていきたいというふうに考えております。また、詳しくは4月の広報に載せるようにしますので、ごらんいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 村島課長、この前決めた、利用される方は登録して1回1,000円で加入して云々という、あれじゃろう。            (健康増進課長村島眞由美君「はい、そうです」と呼ぶ) それもちょっと教えてえてあげたら。 ◎健康増進課長村島眞由美君) 済みません。補足します。 このサポーターが基本的には月1回見守りが必要な方のところに訪問させていただくというのがベースです。しかしながら、先ほどの生活の困り事というのがありますので、契約訪問という形になりますけども、月に複数回行く場合には、1回500円のお金をいただくということを先日の役員会で承認していただきました。現金の受け渡しとかは難しいので、例えば商工会の商品券を、よそはいろんなチケットとか工夫がありますけども、地元にお金が回るという点からも、商品券を活用して商品券での受け渡しというような方法も考えております。 それから、商工会の方には、サポート店になっていただいておりますけども、その中の特に日常生活に必要な小売店さんの協力がいただけておりまして、その何軒かの小売店さんに、例えばサポーターさんがある程度まとめて注文したら、どこかまで配達してもらえるとかっという、個々にはなりますけど、そういう地区ごとの特性もありますので、全町一律には行かないと思いますけども、小売店さんとのサポーターさんと連携をすることも、今、進めつつあります。もう少し具体的になったら、また報告ができるかと思います。 以上です。            (1番金谷高子君「いやあ、もうできませんかねえ」と呼ぶ) ○議長(三船勝之君) 金谷議員ね、あなた故意ではないと思います、質問の方法が間違えられたんですんで、最後に1回だけ、1、2を総合して質問を許しますから。 金谷議員。 ◆1番(金谷高子君) 今のこの福祉サポートですけれども、今、サポーターさんとかいろんなことはもう全部整ったということであります。これから順次まだまだそういう人をつくっていくというお話の中で、今現在どれだけ地域に出向いてされている現状をお尋ねしたいと、最後ですので、その辺をちょっと詳しくお尋ねしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 1番も、あわせて。 ◆1番(金谷高子君) いや、どれだけ地域の方のところに、今、出向いていっているかということをお尋ねしたいと思うんです。 ○議長(三船勝之君) 村島健康増進課長。 ◎健康増進課長村島眞由美君) サポーターの巡回のことがお聞きになりたいんだと思いますが、現実にはサポーターさんが訪問しやすい地域と、それからそういうことになじんでない地域がありますので、一律に月に何軒訪問しているという数字は上がってない……            (1番金谷高子君「数値はとらないということですか、それは」と呼ぶ) いえ、今、社協のほうが事務局としてサポーターの養成を主にやっておりますので、3月にサポーターを3地域それぞれ集まりを持って、そこで集計するようにしておりますので、具体的な数字はまだ私のほうが持ってないということです。            (1番金谷高子君「結構ほんなら地域に出向いては行っているということですよね」と呼ぶ) いえ、温度差があるということで、全体ではなかなかまだ理想どおりにはなってない現状があります。 以上です。            (1番金谷高子君「はい、わかりました」と呼ぶ) ○議長(三船勝之君) それじゃあ、金谷議員、次の質問へ行ってください。 ◆1番(金谷高子君) それでは、最後の質問に移らせていただきます。 柵原の総合支所が今度新しく文化センターのほうに建築、入るということでありますけれども、ここは職員と文化センターとの利用が交流でき、地域の住民が気軽に集まれる施設になるんじゃないかなと、このように思ってます。そのところに多分2階を使うんではないかなということで、お尋ねになられた方があります。例えば、「2階が支所になるんではないだろうかな」、「どうしてですか」、「いや、2階になったら私らあ足が悪いからとてもエレベーターでもつけてもらわないと2階にはよう上がらんなあ」ということで、これはその地域の方のご要望をきょうは質問させていただいたわけでありますけれども、そのようなこれからは身体障害者の方、また高齢者の方がたくさん利用されると思いますけれども、エレベーターの設置はどのようにお考えになっていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 柵原総合支所にエレベーターの設置をということでございまして、金谷議員におかれましては、かねてより要望されておったというようなことでございます。 そういうことで、柵原総合文化センターに増築をここでするわけでございますけれども、結果的に先に申し上げさせていただきますと、エレベーターをつけさせていただこうと、このように思っておるところでございますし、車いすの方も行けるようにちょっと広目のエレベーターがいいんじゃないかなっと、このように思っておるところでございます。 それで、1階部分を役場の事務所にいたしまして、2階の部分を、今、保健センターを1階にありますわね。あれを全部2階のほうに上がっていただきまして、そこにエレベーターをつけまして、保健の相談とか保健の関係の方には、用事のある方には2階へ上がっていただこうというような、今、計画でしておるところでございます。それも必要なことでございますけれども、今さっき申されましたように、やはり気楽に町民の方が利用できる施設にしていきたいなと、このように思っておりますし、今まで文化総合センターで持っておりました機能につきましても、1つとも省くことなく、その機能を十分に取り入れさせていただきました文化センターにしていきたいと。名前は何になるかもわかりませんけども、そういうような建物にしていきたいと、このように思っておるところでございます。 この前申し上げましたように、1月9日が成人式でございます。今回柵原地区の番になっておりますので、中央、旭、柵原と回っておるんですけども、柵原地区の番になっておりますので、12月中には全部増改築をやっていきたいと、このように思っております。そして、1月9日の日には、そこで成人式ができるようなことをしたいなあと、このように、予定でございますけれども、そうしたいと、このように思っております。 ○議長(三船勝之君) 金谷議員、再質問。 ◆1番(金谷高子君) 今、町長がおっしゃいましたエレベーターつけていただくということは、本当に今、皆さんも喜ばれるんじゃないかなと思ってます。でも、福祉センターが2階でなるということ。たとえエレベーターがつくにしても、やっぱりそういう車いすの方は、私は1階がいいんではないかなと、このように思っております。どうかこれからもうそう改築することではありませんので、先々よく考えていただきながら、皆さんが本当に使いやすい、そういう施設にしていただきたいと思うことと、文化センターの中の備品、いすと机の買いかえはどう考えていらっしゃるのか、最後にその1つお願いしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 皆さんからよく言われておりますし、毎晩夢の中に出てきますんで、じっくり考えて、どういうものがいいか考えていきたいと、かように思っております。 ○議長(三船勝之君) 金谷議員。 ◆1番(金谷高子君) もう毎晩町長の夢の中にそういう備品のことが出ないようにしっかりと町長も腹をくくってきょういただければ、きょう晩からは夢を見られないのではないかなと、このように思います。 これで、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(三船勝之君) ご苦労さまでした。 以上で1番金谷議員の質問を終了します。 ここで、会議時間の延長を行います。 本日の会議時間を午後7時までといたします。 ただいまから4時10分まで休憩いたします。(午後3時53分) ○議長(三船勝之君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後4時10分) ただいまの出席議員は16名です。 一般質問を継続します。 15番貝阿彌議員の質問に入ります。 15番貝阿彌議員。 ◆15番(貝阿彌幸善君) 15番貝阿彌でございます。 午後になりまして、多少疲れが出ておるかとは思いますが、あと私を含めて2人ということでございまして、頑張っていきたいと思いますので、ひとつ答弁のほうもよろしくお願いをしたいと思います。午前中から答弁も見させていただいておりまして、本当にしっかりとした答弁をいただいておるなあということで、私も3点の質問をさせていただいております。期待をいたしておるところでございます。また、見ておりまして、関係のない方は多少手持ちぶさたな感じがしておりますので、私の問題について考えがあれば手を挙げてもらって答弁をいただければありがたいかなあというように思っておるところでございますので、ひとつよろしくお願いを申し上げまして、質問に移らせていただきます。 まず、中山間総合整備事業ということで、本当に聞きなれた言葉、いわゆる合併前、旧町からずっと続いておる事業ではないかなといったように思っております。合併後も継続をされておると思うんですが、そうした中で、中山間整備事業はかなり進んでおる事業ではないかなあ、国、県の補助事業もあっていっておると思うんですが、そうした中で私が申し上げるのも釈迦に説法だろうと思うんでありますが、中山間総合整備事業の要綱に基づいて、いわゆる農業、農村の活性化を図り、地域における定住の促進などに資することを目的とした農業政策基盤とともに、農業生活環境などの整備事業をやっていくということで、本当に住みやすい農村をつくっていくということだろうというように理解をしておるところでございまして、今ここでじゃあ今までにというのは何であるとは思うんですが、いわゆる新年度の事業として予算説明書の中を見せていただいておりましたら、23年度では一応ここへ中山間地域総合整備事業ということで500万円の予算が計上されておるようになっております。そうした中で見ると、かなり事業が整備できて、もう進行しておるんかなあといったように思うんであるんですけれども、こうした事業も考えてみますと、やはり費用対効果であるとかいろいろと考慮されるところであろうかと思うんですけれども、こうした事業こそやはり末端のいわゆる不備な部分を整備していくという事業が大切なんではないかなあというように、今思うわけです。税の問題で言うならば、いわゆる税金を納めるのが国民の義務ですよという一つの中には、こうした部分、もう一つは生活はだれもが有する、権利を持っておるという権利の主張ばかりでなく義務も履行しなさいというところでいくんであれば、こうしたことも当然整備をしていかざるを得ないんではないかなあといったように、思うところでありまして、そうしたこともかんがみて、我が美咲町内の今の整備事業が、いわゆる行政サイドとして何%ぐらいはもうできておりますと、だからあとこういったところを整備をしていけば十分やっていけるんではないかなといったようなことも、もしあればあわせてご回答いただければ、まずその点をお尋ねをしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 失礼いたします。 貝阿彌議員のご質問でございまして、中山間総合整備事業についてでございます。 中山間総合整備事業につきましては、各3地域旧町時代にそれぞれ行っておったところでございますけれども、最後に柵原地区におきまして平成22年度、ことし終了ということでございまして、13年度より10カ年間続いた事業でございます。しかしながら、その中におきましても、やはり取り残されたところがあるということでございます。今、貝阿彌議員申されましたように、やはり住民生活の光をではないですけれども、そういう取り残された部分をやっぱり救っていこうということでございます。これは、地元の地権者の同意も要るわけでございますけれども、これからそれに向けまして作業をしていくわけでございます。平成23年度に基本計画を作成して、貝阿彌議員言われるように、500万円をそこに計上させていただいておるわけでございます。平成24年には実施計画を立っていこうと、このように思っております。そして、開始につきましては、平成26年度から工事を開始していくわけでございますけれども、それまでに受益者の方々といろんな話をしながら便利のよいように変えていくということでございます。予定価格といたしましては、18億円ほど思っておるところでございまして、美咲町にとりましては、大変大きな事業となるということでございます。国・県の補助が85%ということでございまして、また15%を受益者の方と町とが案分していくということになってくるんではないかなあと思います。町が10%で受益者が5%、また7.5と7.5、いろんな考え方がございますけれども、それは次の課題にさせていただこうと、このように思っておるところでございます。 また、既に何%ぐらいそれでできておるかということでございますけれども、まだ計画書を作成してない段階でございますんで、その計画書が策定された時点ではある程度物事は出てくると思っております。どれぐらいの人がその整備事業を受け入れるか受け入れんかによりまして%は違ってくるんではないかなあと、このように思っております。 内容といたしましては、圃場整備と集落間を結ぶ農道改良ということと、柵原地区におきましては、内水対策、内水対策もやりたいなあと、それからもちろん用排水路はやっていくということでございまして、それには防火用水もありましょうし、受け入れられるメニューに沿ってこちらも計画を立っていきたいなあと、このように、まだまだそういう段階でございまして、ことしじゅうに計画を策定したいと、議員皆様方に必ずお見せいたしますので、ご検討をよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 貝阿彌議員、再質問。 貝阿彌議員。 ◆15番(貝阿彌幸善君) これから計画をして18億円の事業予定ということでございまして、かなりのことが整備されていくんではないかといったように感じるわけでございます。そうした中で、事業内容で今言われておられる部分については、旧町のときから進んでおるもんもあるでしょうし、それからこれからというものもあるだろうというようには思うわけですけれども、その中でいわゆる住民に直結した部分の事業で、いわゆる集落間であるとかというのも、今、町長おっしゃられたんで、これも農道関係になる部分なんですかね。そうした部分が大きな部分であろうかと思うわけですけども、これをもうやっぱりこれから国、県の事業でやられるんだろうと思うんですけれども、この計画を練るに当たっては、例えば今言われた声を聞くということであれば、もうこれからであれば、そうしたいわゆるプロジェクトチームを組み上げて、こんな大きな事業にはそうしたことの考え方を聞き、そうした事業をやっていくというような考え方はありませんか。 ○議長(三船勝之君) 町長。 これは町長、柵原地区。            (町長定本一友君「いや、全体です」と呼ぶ) ああ、全体で。            (町長定本一友君「はい、全体でございます」と呼ぶ) ◎町長(定本一友君) 今、議長のほうからお話がありましたように、これは美咲町全体でありますし、事業配分といたしましては、基本的には18億円でしますと3、6の18と、6億円ずつということでございますけれども、多少は上下すると、このように思っております。集落間を結ぶ道路といっても、名称は農道でございますけれども、生活道にそれはかなり近い農道となると、このように思います。圃場整備につきましては、ほとんどやられておるということでございまして、あっても1カ所か2カ所かなあというように、我々で考えておるところでございます。プロジェクトといいましても、やはり支所と本所とのつながりを密にいたしましてやらせていただきたいと、このように思っておるところでございまして、この事業のもととなる部分につきましては、今まで要望書がかなり出ております。その要望書の中からもかなり取り入れさせていただいて、それの事業に充てていきたいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 貝阿彌議員、再々質問ありますか。 ◆15番(貝阿彌幸善君) はい、もう再々質問はありませんけど、今言われました、この事業についてやっぱり今出ておる要望を取り入れてやっていくということですから、やっぱりそうした旨、発信をしていただいて、こういうことの要望をもう今出ておるのはもちろんでしょうけども、これからもそうした事業の中ではやっぱり要望を聞き入れて、やっぱりその事業性にうたっていくということを、やっぱり取り残しのないようにやっていただくということをひとつお願いを申し上げて、この項については終わらせていただきます。            (町長定本一友君「いいですか」と呼ぶ) はい、ちょっとほんなら町長さん。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 済みません。 確かに、残らず取り入れていきたいんですけれども、やっぱり農村農業に関することでなかったらだめでございますんで、そのことだけは頭に置いていただきたいと、このように思います。            (15番貝阿彌幸善君「それをよく発信をしてあげてください」と呼ぶ)            (町長定本一友君「はい」と呼ぶ) ○議長(三船勝之君) それじゃ、次の質問に移ってください。 ◆15番(貝阿彌幸善君) はい、次、やります。 次は、救急業務について、これは私も組合議員をしておりまして、その都度申し上げておるところでございますけども、まず認識的に美咲町の全域の緊急救急体制については万全であるかどうかということについての、まず認識をどのようにお持ちか、お聞きしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 貝阿彌議員のご質問でございます。 美咲町全域の緊急救急体制は万全であるかというご質問でございまして、やはり消防団長をされましたし、今、消防委員長ですか、委員長さんとしてご活躍になっていただいておるような質問だなあと、このように感じておるところでございます。万全であるかということを申し上げますと、どれぐらいが万全かというのはちょっと少しわかりませんけれども、とりあえず過去より現在、現在より未来によくしていくということが万全をつくっていくというようなことではないかなあと、このように思っておるところでございます。 そういう意味におきまして、中央地区は久米南分署がカバーしていまして、高規格の救急車があるということでございまして、また柵原地区に対しましては、柵原出張所がございますんで、高規格の救急車でカバーしておるということでございまして、旭だけがカバーできてなかったというようなことでございまして、ここで旭にもこの4月から配備してやるということでございます。人員につきましては、救急救命士が4人ここで配備していただくわけでございますけれども、車につきましては、山本委員長の委員長報告の中にございましたように、かなりの設備がその中に要ります。そういうことで、車につきましては、9月9日救急の日に配備されるんではないかなあと、こちらは思っております。そういうことで、車につきましては農協より4月には入ってきますけれども、現地におもむくのはそれ以降になるんではないかなあと、このように思います。 そういうことで、日増しに万全な体制の方向に持っていくことが我々の務めだと、このように思っております。救急病院が美咲の場合は遠く町内にございません。そういうことで、やはりそういう高規格な救急車はぜひとも私は必要だと思います。そういうことで、そういうもんが入ってくると、また延命も助かるんではないかというように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再質問、貝阿彌議員。 ◆15番(貝阿彌幸善君) 高規格救急がこれで旭に入れば美咲に関係しておるところの処理はすべて配備されると、救命士もそれに伴って配属をされるということで、その辺は徐々にそういった体制に向いておるというようには私も感じておるんですけれども、一度私もちょっと調べさせてもらったことがあるんですが、いわゆる救急の到着予定時間というのを各支所にお願いをしてどの程度の時間で救急があそこへ通報があってから行けるんですかということを尋ねてみましたところ、旧中央だったんですけれども、大垪和のあたりですとやっぱり25分はかかるであろうということでした。それは、何遍か走ってみてもらった関係だろうと思うんですね。それから、緊急のときにほんならどのぐらいの予定で行けたら急患に対して安心度を与えられるんですかというような質問については、まあやはり15分程度までには到着したいなと、そうしたらそれから搬送してもやっぱり今町長言われたように、病院がないんで津山まで行かにゃあいかんということからするならばかなりかかる。ですから、それまでにということで高規格で、いわゆるそうした搬送中にいろんな処置ができるというものにしていこうというのが、それの対応策であるというように聞いておりますし、そうでないといかんなあというように思っております。 それから、そういうことからしたときに、以前は旧中央には支所がなかったわけですが、そうしたことについてはいろいろと歴代の町長も、また我々もそうしたことをどのように感じておるのかということで聞いておったんですけど、これは広域の中での取り組みでそうしたことになっておるということと、そうしたことで旧中央の場合は負担金がたしか93%ぐらいだったというように記憶しとるんですけれども、他のあるところについては100%の負担であるけれども、旧中央の場合は93%でよろしいというようなことでされておったんですが、命を銭で買うと言うたらおかしいんですけれども、いやほんなら100%にするからやっぱり同じように本当はしてほしいというのが願いであるだろうというようにも思うわけです、住民の願いとしたら。そういうことからするならば、私も以前言ったことがあるんですが、やはり西分署が、今、今度は少し北のほうへ寄ったというんですか、行ったもんですから、少し時間がかかるエリアが広くなっておるなあという感覚からすれば、今、現状のところでは救急の通報について別段苦情もなく、従来と変わらないように行っておるということですので、安心はしておりますけれども、いつ何どきそうした意味では起き得るかもしれませんし、そういうことから考えるならば、救急業務だけでも何とかならないのかなと、そういった手薄な部分にというのを感じておるところです。消防署ですから消火のいわゆる火を消すという部分の大きな任務もあるんですけれども、私が団長時代によく感じておったことは、いわゆる火災については団員でも対応ができるけれども、救急については団員では対応できませんよと。だから、そうしたことを十分に考慮した配備をお願いをしたいなあといったようなことも言ってきた経過があるんですけれども、これは団長時代なんですけど。そうしたことも踏まえて、今後いわゆる管理の社会の中で、町長としてはそうしたことも踏まえて今後そういった部分を対応していただけるべく今後進めていってもらえればなあというように感じておりますんで、ひとつその辺のことも理解をしていただきまして、またそうしたことも十分に推察していただきまして、負担金の問題がありますんで、そうしたことも加味しながらよりよい方向に持っていっていただければなあというように思いますので、その辺のところを、ひとつ町長、よろしくお願いしたいと思うんですが、考えを。 ○議長(三船勝之君) 負担金確保のことですけえ、やってつかあさい。 定本町長。 ◎町長(定本一友君) これ以上に充実していきなさいということでございます。私もそれはもうこれ以上充実しながら、少しでも命が助かるようにというのが我々の務めだと、このように思っておりますので、私も努力していきたいと、このように思っております。よろしくお願いいたします。 また、美咲町全体の危機管理につきましては、この4月1日から専門官を常駐させまして、消費者金融で困っておられる方もおられます。また、交通安全もやっていただかなければならないですし、きょうの山陽新聞の中にございましたように、DV(ドメスティック・バイオレンス)というんですか、あれも六百何人県下であるんですねえ、私もびっくりしたんですけども、六百六十何人ですか、そういうこともあるということは、町内でもあるかもしれないというようなことも考えまして、それから行政暴力等に対応できたり相談できるような危機管理監を1人常駐していただこうということに思っております。そうして、職員も安心して安全に仕事ができると、そういうところに相談を町民の方がしやすいような形もつくっていきたいと、このように思っておるところでございます。 また、この3月18日に津山英田の圏域の救急医療の体制推進協議会というのがございます。その中で、休日夜間の救急センターを成立を研究していこうと、救急夜間の。いうことを皆さんに提案して、私も提案させてもらおうと思います。圏域でですけども、英田津山圏域でございますけれども、そういうことで当面は電話の相談だけになるかもしれませんけれども、それでお医者さんが常駐できるような形になったらいいなあと、これも延命につながるというように思っております。そういう方向づけをこれからしていこうと思っております。ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(三船勝之君) 貝阿彌議員。 ◆15番(貝阿彌幸善君) 今、お聞きしましたら、私が感じていなかった部分までご回答をいただきまして、その中に1つ危機管理の問題について担当者を置いてでもやっていかなければならないという考え方を町長が持っておられるということに、非常に私も力を強くいたしまして、団長時代からも感じておったんですが、町の危機管理についてはやはりマニュアルを制作し、いいものをこしらえておるとは思うんですけれども、それ以上にやっぱり進歩したものにしていくべく努力していただけるということであるんで、あればそうした人を任命してそうしたことができれば非常にいいものになっていくなあというように思いますので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。 じゃあ、次の質問入らせていただきます。 ○議長(三船勝之君) はい、それじゃあ次の質問へ行ってください。 ◆15番(貝阿彌幸善君) 最後に、特産品の販路開拓についてということで、午前中から町長も特産品の部分についても触れておられ、それから生産者の立場に立ってそうしたものをどのようにしていけばいいのかというような考え方の中で、ブドウの箱であるとか、それから米であれば袋のこともと言うておられたんですが、そのこともそれは大切なことだと、町長、思うんですが、私は1つこれから先はそうした意味で言う、販路の開拓をどういう方向でやればそうした特産品づけ、それから販売の拡販、拡大につながっていくんかということであろうかと思うんです。それは販売所を開いてやるということも、それは一つの案であって、一計だろうとは思うんですけれども、経済というのはやっぱり人の多くおるところへ渦巻いていくというのをよく聞きますが、そうしたところへやっぱり、拡販、開拓して販売路を見出していくということを考えていかなければならない時期に来ておるんではないかなあ。観光PRにしてもしかり、そうしたことで呼んでこちらの田舎のいいところを見てもらって、やっぱり広げていこうということですから、そうした意味で言うならば、やっぱりここであれば近畿圏の経済のやはり中心に行って、どういう状況でどうだというのを見きわめてもらってやっていくことこそ積極的なPRにやっぱりしていかにゃあいかん。 新年度の予算を見せてもらったら、きょうも町長いろいろと言われておりましたが、緊急雇用がかなり出ておるように感じたんで、予算づけされておるように思いましたんで、せっかくそうした緊急の雇用対策ができるんであれば、そうしたことも含めてこうした部分に登用して開発をしていくということも考えていけばいいんではないかなあというように思うんですけども、議員さん、それは私らはもうとっくにそのことは考えて、もっといいことを考えておるんですよと言われることがあるやもしれませんので、ひとつ何かありましたら、産業課長、短目に答弁をよろしく。 ○議長(三船勝之君) 矢木産業観光課長。 どうぞ。 ◎産業観光課長(矢木史朗君) 貝阿彌議員の特産品の販路開拓についてということですが、午前中、下山議員さんの質問とほぼ同じ回答しかできないんでちょっとどうかなと思います。 今、言われたんですが、近畿圏に向けて、外に向けての販路を求めていったらどうかという部分については、確かにそうは感じております。1つには、毎年年末になってやられております北地区の取り組みというのが1つあります。ナンテンを正月用に京阪神のほうの、ここはもう北地区のほうで市のほうへ行ってじかに持っていかれて、そこに対して今は北地区、倭文西地区、それからもう少し広い範囲でナンテンのほうを集められて、北の米粉のパン工房があるところの横で、農協跡なんですが、地元の中で荷づくりして送っておると。テレビとかにも何回か取り上げられて、こういったこと、ナンテンの出荷が始まりましたというような形で取り上げられておるような事例もあります。行政としてそういった形のことをもう少し考えていかにゃあいけんのかなというふうには思いました。 当面すぐにでしたら、旭地区に道停ができます。旭にできることで柵原、中央、旭と3カ所の委託販売システムを完成するような形になります。今あります、すぐにできることというのは、美咲町に来ていただいておる観光客の方などをそこの直売所までつないでいけれるような仕組みづくりというふうなことも、この緊急雇用で頼んでおります1人の方、うちと一緒になって検討して考えていくんですが、そういったこともどうやったら買ってもらえるのかということを考えていきたいと思っておりますので、今後、将来にわたって検討していきたいと思います。 以上です。            (15番貝阿彌幸善君「町長、ありますか」と呼ぶ)            (町長定本一友君「では、私から」と呼ぶ) ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 貝阿彌議員のご質問でございます。 確かに、つくるだけつくっても売れんとどないもならんということでございまして、今、課長が申し上げましたように、観光とあわせてPRしていくことも大切ですし、イベントの開催に合わせまして販路を発信をしていくと、そのピオーネならピオーネを。それで、柵原地区の連石で年に1回やるんですけれども、去年私もお邪魔したんですが、かなりの人が来ておったわけで、ブドウ祭りというのをやっております。いろんなとっからたくさんの人が来ておりましたけれども、それも一つの方法でありますし、今いわゆる京阪神に持っていって売ればいいがなというようなことで、私も大阪の県人会やこうに行かせていただきまして、いろいろブドウのご説明もするんですけれども、なかなか乗ってきてくれないというようなこともあります。私も名刺にこの裏にブドウをつけまして、ブドウの名刺をつけて配っておるんですけれども、こういうこともしてみたりやっておるところでございます。とりあえず努力をさせていただくということで、奇抜な販路の考え方をつくってみても、それが果たしてほんなら団地に持っていって売れば大分売れるがなというようなことも実際にあるかもしれませんけれども、なかなかそれは継続して難しいかなあということでございますんで、継続して販売をしていくというようなことでございまして、私も商売をしておりまして、「商売は牛のよだれと同じじゃ」と、だらあっとしてそう急激にはもうからんというようなことでございますんで、そういうことわざもございますんで、地道に皆さんと一緒になって特産物を発信していきたい。それには、ブドウばかりではなくって、黄ニラもありますし、アスパラも町の推進作物となっておりますので、そういうものについても推進していきたいと、このように思っております。 以上でございます。回答らしい回答にならんで、どうも失礼いたしました。 ○議長(三船勝之君) 再質問、貝阿彌議員。 ◆15番(貝阿彌幸善君) 今お聞きしまして、十分にわかりますが、積極的にということをやっぱり要望したいなと。今、町長くしくも言われておられたんですけど、私は1つ思ったのは、それはもう人間関係をやっぱり大きく利用する。それから、今言うた、そうした中ではやっぱり団地、これは大都会に行くと何十戸、何百戸いう団地があります。やっぱり商売ですからそれはなかなか行く部分があるかもわかりませんし、行かない部分があるかもわからんのですが、やはりこれはPRはしてみる価値があるなあというのを常々思っております。ですから、そうしたことは前向きにやっぱりそうした方向で、いわゆる強気なPRを心がけていくということを要望しまして、私の質問を終わらせていただきます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 池上支所長ぐらいに、ピオーネをつくっとられる方に聞いてみりゃあええんじゃないかな。 ◆15番(貝阿彌幸善君) それはもう議長が言われてたんも、ちょっとそういうあれば、いやあそれはもう要らんことですよと言われるのが落ちかもわかりませんし、だけど本当はそうした意味では言い部分かなあと、それは積極的にやっぱり行くということが大切ではないかなあというような思います。 ○議長(三船勝之君) 池上支所長、販路について何か名案がありますか。もう生産されとんで、1人として。 池上支所長。            (15番貝阿彌幸善君「せっかくじゃけん、ほんならお答えください」と呼ぶ) ◎旭総合支所長(池上康夫君) それじゃあ、失礼します。 特別私が名案を持っとるわけでもありませんが、特産物の単位というのは、僕は金額で1億円、面積で10ヘク、これが一つの特産物の単位と思って推進をしてきました、当時は。そういう中で、やはり適地適目というのがあると思います。何でもつくりゃあええというんじゃなくて、地に合ったものをつくって、それをいかにまた有利に売るか。お米でもただ単に売ると1俵が1万円程度なんですが、これを今はやりの6次化にすると10倍に売れるというふうに言われております。ですから、その一番いい例がたまごごはんだと思うんですけど、ああいうふうにして売ると茶碗1杯の御飯が100円とか150円に売れます。原価は10円か15円、そういうふうに6次化にするとか、それから口コミにするとか、適地適目のものをつくるとか、そういうふうなことが、町長も言われましたように、地道につくっていくと。それから、産地の要件として、市場に出すときに、安くなると出さなくなる、高くなると出してくる、これがいわゆる悪循環になっておると。産地というのは、安くても高くてもずうっと年間続けて出していくと、これが産地の持続性がないとだめだということと。もう一つは、売り方として、町内にはピオーネが35ヘクあります。これを一つのロットで売れば35ヘクのものがあります。それを柵原は柵原、中央は中央、旭は旭で出すと、やっぱりロットが小さくなります。ですから、そういったものを一つにまとめて大きなロットで売っていくというのは、売るほうのコツではないかなというふうな気がします。なかなか産地も競合してますから難しい部分あるんですけど、そういうことができたらいいのではないかなあというふうに思います。失礼しました。 ○議長(三船勝之君) はい、突然ありがとうございました。 ◆15番(貝阿彌幸善君) ありがとうございました。貴重なもう考え方だと思います。終わります。 ○議長(三船勝之君) ご苦労さまでございました。 それでは、以上で15番貝阿議員の質問を終わります。 続きまして、3番江原議員の質問に入ります。 3番江原議員。 ◆3番(江原耕司君) 3番江原でございます。 最終バッターでなるたけ5時15分の定時もかからん間に終わらせたい思います。 私は、1件だけを通知しておりますので、議題は中国銀行の新築移転に伴う件、この問題は余り関係のないようなことでもありますけれども、地元原田の関係とできれば亀の甲会館のひょっと改築をお願いせにゃあいけないというようなことも含めましてやります。 中国銀行新築移転については大変喜ばしいことではございますが、中国銀行久米支店が新築移転されるようになって工事が進行されておりますが、その銀行の移転に伴う跡地、できれば裏の下手もあわせて、商工会、亀の甲商店会、地元地区より要望しておりました件に関しましてわかる範囲で、どこら辺まで進んでいるかということで説明をしていただきたいと思います。 また、それに関連して、中国銀行のATMも廃止になると聞いておりますし、その亀太郎会館のへりにあります駐車場の利用も少なくなるということで、何とか歯どめをかけなくては地域が寂しくなる限りでございます。そもそも亀太郎会館は、中鉄バスの待合所であったが、今は中鉄バスも廃止して、町の巡回バスの関係で待合室が少々移動して空間になっておりますけれども、亀太郎会館は巡回バスの発着地点、または役場位置に分庁舎、急行、快速が停車する亀の甲駅、農協、中学校、病院も、関医院、亀乃甲診療所、石原歯科、かめのこう歯科と、いろいろな施設が近くにあり、打穴の大垪和方面よりバスで出て年寄りらがそこまで出てこられて、また銀行に行くことになると、そこよりまたタクシーで行かにゃあいけないということで、亀太郎会館が一番よい場所であるので、亀の甲会館南側でバスの停留所にしておったところをATMのコーナーに設置していただいて、中国銀行が現在の支所のATM、またJAのATM、現在役場の中に設置してあるのも廃止と聞いておりますが、このATM機もこの場所に移転設置を町より強く要望していただきたい。このJAのATMが役場の中に設置してあることがわかっている人が何人いるか。役場の人は便利がよく、使っておられると思うんですけども、ほとんど知っておる人はいないというのが現状で、役場に用事があって来られても、役場の中のATMを使うて金を出し入れする人は少ないと。役所は土日は休みで、大抵は土日に急に用事があることが多くて、弓削のセブン-イレブンとか皿山のローソン、津山口の総合市場入り口の中銀のATMに走らなければならないことが現状でございまして、聞くところによりますと、弓削の中銀支店も廃止になると、ATM機だけが残ると聞いておりますが、この際、そうなると久米南へと、久米南の人も久米支店まで、亀の甲まで銀行に来なければならないことがありますので、この際、久米南町より久米南町の巡回バスを亀の甲の駅まで延ばしていただいて、久米南町の住民も亀の甲の施設を利用していただくようにしてもらえたら経済効果があるんではないかと思うし、久米南町からの亀の甲の病院に通うておられる人、患者さんがかなりあると聞いておりますので、そこら辺のことで久米南町のバスを亀の甲まで延ばしていただくような交渉はできないか、そういうようなことでひとつお願いしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 江原議員のご質問でございます。 中国銀行久米支店が新築移転されるように工事も進んでいるようですけれども、銀行移転に伴うことに関しまして、商工会、亀の甲の商店会、地元地区からの要望の件についてどういう要望が出ておるかということだそうでございます。 要望の件につきましては、1点同じようなことでございまして、現在の久米支店を無償で地元のほうに払い下げていただきたいということと、次の段階にありますように、ATMのことでございますけれども、前の亀太郎会館にATMを残してほしいというこの2点の要望を議会からも、そしてまた町からも、商工会からも、地元からもそういうような要望を出しておるところでございます。そういう中におきまして、5月の中ごろに新築オープンされるというようなことを私もお聞きしましたんで、ちょっと支店長に会うてこないかんなあと思いまして、支店長に会わせていただきまして、余り無理を言いませんけれども、無償で払い下げてほしいということを申し上げたんですけれども、それは無償というわけにはいかんと、路線価格にいたしまして今800万円ほどがあそこがしょうるんで、そういうわけにはいかんというような回答でございました。そういうことで、折り合えば町のほうも購入させていただきまして、地元の方への集会所的なことに使えたらいいがなというように思っておるところでございますけれども、金額が折り合わなかったら買えないというようなことでございます。 また、ATMにつきましては、大体基準といたしまして、銀行から500メートル以上は離れておらんと次のATMはつけれないというようなことでございまして、新しい、今、建っておる新築の久米支店から今の亀太郎までは500メートル以内だというようなこともお聞きをしておるところでございます。 また、役場内にJAのATMがあるが、それを亀太郎のほうに持ってきたらどうならというようなことでございますけれども、組合長ともお話を、農協の組合長とお話しいたしましたら、移転に500万円ほどかかるということで、到底できないというような返事でございました。そういうことで、今、役場内にありますATMを農協の場合は使っていただかなければならないし、また中銀のATMにつきましては、これから中銀が建つ場所、国道沿いのATMを使用しなければならないというようなことになってくるかなあというようなことで、まことに残念ですけれども、そういうようなことになっております。まだまだあきらめずにATMの場所を再度支店長のほうや、また中銀のほうにお願いをしたいなと、このようにも思っております。確かに、江原議員言われますように、お年寄りの方がこの亀の甲の中心部から今の53号線沿いに建っておる中銀の新家屋に行きますと、かなりの時間もかかると、そしてしんどいというようなことでございますんで、それにつきましても要望していきたいと、このように思っておるところでございます。 また、久米南からこの亀の甲の駅までバスが今来ておるんですか、まだ来てないんですか。来てないですね。久米南に要望してほしいということでございますけれども、それは久米南には要望させていただきます。そういうことで、久米南町のほうに病院通いをされておる人が亀の甲の病院にたくさん来られておるということでございますんで、要望はしますけど、何分にも相手次第でございまして、私がああせえこうせえということはできませんので、全く要望だけになりますけれども、それは要望はさせていただきたいと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 町長、後ろの民家も合わせての、後ろの民家のこと言われようるんで、銀行がなくなりゃにゃあおえなあな。 ◎町長(定本一友君) その後ろに民家もございます。私も見させていただきましたけれども、民家でございますけれども、それにはやっぱり個人の持ち物でございますんで、まだほんなら買わせていただきたいとか、売らないとか、買ってくれえとかという話も全然ございませんので、またそういうときになりましたら、銀行は前の話が折り合いがつきますと、恐らくあの裏の家は道がないんですわね、あそこは。行く道がないんですわね。ということで、そういう話になってくるかなあという予想はつきますけど、まだアプローチがございませんので、何とも答えようがございません。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再質問、ございますか。 江原議員。 ◆3番(江原耕司君) 中銀500メートル以上ないというて言われますけど、大方650メーターぐらいはあると思います。久米南町の巡回バスも交渉していただいたり、銀行、農協さんももう役場のやつも撤去するというて言ようられると思うんですけど、役場の分ものうなるということになれば、もう役場の皆さんも大変不便になりますし、とりあえずもう、どうしても今の、役場の中にあったんでは普通の人は使われませんので、とりあえず交渉してもういけなんだらもう津山にもその今のトマト銀行もあり、信用金庫もあり、鳥銀もあり、いろいろとしますんで、どこかの今のATM機を入れていただくようにお願いしていただくようにお願いしまして、終わります。 ○議長(三船勝之君) 答弁、よろしいか。            (3番江原耕司君「もらえますか。ほんならしてください」と呼ぶ) 町長、答弁されますか。            (町長定本一友君「余りええ返事でない」と呼ぶ) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 中銀がだめならトマト銀行という話でございますけれども、どうも私もほんならすぐトマト銀行に、そりゃあ言うことはいいですけども、言いますけれども、余り期待ができる答えが返ってこんのではないかなと、このように思います。そういうことで、トマトのほうに言うたか言わんかということは言いませんけれども、できてなかったらできんのじゃなっということを思っていただけば、そういう回答だったんかなというように思っていただければと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 江原議員。 ◆3番(江原耕司君) ありがとうございました。私もあきらめずに頑張っていきますんで……            (町長定本一友君「それを言うのを忘れとった、ちょっと」と呼ぶ) はい。 ◎町長(定本一友君) そういうことで、トマト銀行の名前が出ましたんで、大口預金者でございます江原議員さんに、トマト銀行のほうに申し出ていただきまして、ATM1台でも2台でもよろしくお願いいたします。 ◆3番(江原耕司君) ありがとうございました。終わります。 ○議長(三船勝之君) 以上で3番江原議員の一般質問を終了します。 以上で本日の日程は全部終了しました。 明日の議事日程は、午前9時30分開議で、一般質問から行います。 本日はこれをもって散会します。(午後5時05分)...